+ | 【 区画と探索方針 】 |
【 区画と探索方針 】
魔神都市には規模に応じて「区画数」が用意され、それぞれの区画には「探索深度」というものが存在します。探索深度は区画内部を巡り回った範囲を数値で示したもので、冒険者は移動する事で探索深度を増加させていきます。この時、冒険者は魔神に発見されやすくなる事と引き換えに深度増加数を増加できます。なお、この変動値は「0」に向かう範囲であれば「0」も含めて任意に指定できます。
探索深度が最大値以上に達した時、冒険者はその区画をひとまず全て巡った事となります。その際、「1D6」を振り、その出目が「6」だった場合、その区画に「ゲート」があるとされ、「ゲートキーパー」と遭遇します。魔神都市のいずこかには必ずゲートが存在しており、都市の区画を巡り未探索区域があと1つとなった時、その最奥にゲートは必ず存在する事となります。「ゲート」が存在しない場合、そこには「ゲート」を安定させるための「トーテム」を発見できます。トーテムには「ラーリス」の紋章が明確に刻まれており、発見さえすれば破壊する事ができます。トーテムを1つ破壊する毎に、魔神都市に存在する全ての魔神、そして魔神に関わる魔法技能者を弱体化させる効果を以下から1種、任意で指定できます。
「ゲート」に陣取る「ゲートキーパー」を倒し、無事に魔神都市の外部に脱出できれば、魔神都市の解放は成ったと扱われます。冒険者は「ゲート」発見時、「ゲートキーパー」との戦闘を行うのか、それとも今は戦わないのかを選択できます。戦わない場合、別の区画へ移動し探索を続行できます。区画は探索終了するまで入ってきた区画以外に移動できませんが、探索終了した区画にはどこからでも移動できます。
|
+ | 【 区画の区分け 】 |
【 区画の区分け 】
区画は大まかに「中央区」「北西部」「南西部」「北東部」「南東部」に分かれており、それぞれの区画は外縁部は「壁」に遮られており、中央区を除く区画いずれかに「都市門」が存在します。都市への侵入と脱出は「都市門」で行われます。区画に入った時、その地点が「区画深度:0」となります。「最深度」に達すると、移動可能な区画へ探索エリアを変更でき、「探索深度:0」から再び探索を行っていきます。「深度:0」から逆方向に移動すると、直前にいた区画へ移動できます。探索済みの区画に戻った場合、踏み込んだ地点がやはり「深度:0」となります。ただし、探索済み区画では深度増加ダイスが「2D6」となります。探索深度が変動すると、ゲーム内時間では30分が経過します。
「壁」や「都市門」による外部との移動制限は3分の飛行を可能とする場合に無効化されます。飛行によって侵入する場合、任意の区画を探索開始地点にでき、全ての区画から脱出ができます。飛行による脱出に関しては現在の探索深度に関係なく行えます。
GMは区画に以下の特性いずれかを設定する事もできます。
|
+ | 【 進行ルール 】 |
【 進行ルール 】
朝9時より、都市門有する区画の「深度:0」から探索がスタートします。その後は以下の進行を繰り返します。
|
+ | 【 遭遇戦 】 |
【 遭遇戦 】
探索深度が変動した際、徘徊する魔神や魔神教徒に遭遇する可能性があります。GMは「1D6」を振り、「2以下」が出た場合、不運な事に魔神と戦闘に入ります。その際にGMは遭遇戦ダイスとして「1D6」を振り、以下のチャートで出目に応じた状況で戦闘が開始します。この戦闘にて勝利すると、次に行う遭遇戦ダイスの出目を「±1」操作できます。
出現する配下魔神のレベルは「ゲートキーパーのレベル-4」を基本とし、基本出現数は以下の通りとなります。他部位魔神の場合、その部位数=出現数に数えられます。
魔神からの不意打ちを防止した際、冒険者は戦闘に入る前に、「隠れてやり過ごす」「引いて隠れる」を選択できます。また不意打ちを含めて戦闘開始した直後にも「強引に逃げる」を選択できます。
|
+ | 【 略奪 】 |
【 略奪 】
探索深度が変動した際、冒険者はその過程において民家や商業施設などから金目のものを見つけ、それを略奪する機会を得ます。冒険者代表は「1D6」を振り、「4以上」が出た場合、財宝として納得できる略奪品がありそうな建築物を発見します。また、その際の出目が「4」だった場合、その建築物にはトラップが存在します。
この時、【遭遇戦】で魔神の戦闘可能性が発生した場合、魔神達はその建設物の内部に待機しているとなり、この魔神を駆逐しなければ略奪は行なえません。
「PC平均レベル+7」を目標値とする「探索判定」を冒険者のいずれかが成功すれば以下の「略奪品基本価格」を建設部内部から取得できます。この探索判定に成功すると、同一区画内での探索判定の目標値が「+1」されていきます。
ただし、トラップが存在する場合、冒険者のいずれかが「探索判定目標値-2」を目標値とする「罠解除判定」に成功しなければ、以下のトラップいずれかが発動します。罠感知にボーナスを得る装備などの効果を得ている場合、この際の罠解除判定に+2のボーナスを得ます。
略奪品取得時、冒険者は全てを得るのではなく、指定ガメル分の略奪品に手をつけない事も選択できます。ただし、同一区画で発見できる略奪品の最大戦利品価格は以下の「区画全体での略奪可能総額」までとなります。持ち出された略奪品は当然ながら復活しません。
|
+ | 【 シナリオミッション 】 |
【 シナリオミッション 】
GMは魔神都市探索をメインとしたシナリオを行う際、以下の1種をシナリオミッションとして設定できます。シナリオミッションを達成した場合、そのシナリオは「成功」とみなされます。トーテムの破壊や略奪をミッションに設定する場合、ゲートキーパーの基本レベルを「+2」程度上昇させても構いません。
|
+ | 【 GM管理テキストシート 】 |
【 GM管理テキストシート 】(メモ帳にコピペしてご利用ください)
都市名:
都市規模:村/町/都市 PC平均レベル: 門番レベル: 区画基本略奪戦利品最大価格:0,000ガメル 都市門区画: シナリオミッション:
現在時刻:朝9時00分
冒険者現在地:
北西部:現在深度00/最大深度10/発見済み略奪品価格:0,000/略奪済み価格:0,000
北東部:現在深度00/最大深度10/発見済み略奪品価格:0,000/略奪済み価格:0,000 中央区:現在深度00/最大深度10/発見済み略奪品価格:0,000/略奪済み価格:0,000 南西部:現在深度00/最大深度10/発見済み略奪品価格:0,000/略奪済み価格:0,000 南東部:現在深度00/最大深度10/発見済み略奪品価格:0,000/略奪済み価格:0,000
トーテム破壊数:0/4
・弱体効果: ・弱体効果: ・弱体効果: ・弱体効果:
ゲートキーパー
出現配下魔神・魔神教徒パターン
|
+ | 【 魔神都市例 】 |
【 魔神都市例 】
|
+ | 【 魔神・魔神教徒一覧 】 |
【 魔神・魔神教徒一覧 】
|
+ | 【 聖餐の開放 】 |
【 聖餐の開放 】
『聖餐』とは、魔神の娯楽のために都市陥落の折に捉えられた美女・美少女達です。魔神達はこの世界の知性と理性ある存在が苦しむ様子をなによりの美酒としており、魔神が人族の領土を破竹の勢いで蹂躙していったのも、まさに人族が苦しむ様を味わうためなのです。その苦しみは苦痛の果ての虐殺にとどまらず、レイプなどの陵辱にも及びます。魔神の肉体は仮初のものであるために自然繁殖はならず、故に人族などに性的欲求を抱く事は基本的にありませんが、彼らはその肉体に繁殖機能を有さない男性器や女性器に連なる器官をあえて作り出す事があります。それは精神的苦痛を好む嗜好の魔神が娯楽の一貫として陵辱を行うためです。
こうした嗜好を有する魔神は殺戮を最小限にとどめ、捉えた人々を娯楽のために利用します。その生存者に貴族や神官の美女・美少女、そして名誉人族の蛮族女傑が多いのは、彼女たちが陵辱される事を楽しむ人々が存在するためです。犯される彼女たちの苦しみはもちろん、家族が犯される光景を見せつけられた者は心臓が引き裂かれる思いに苦しみ、欲情を抱いた相手が犯される、そして自身が犯す事に歪んだ愉悦を充足させる人々は精神性を魔神に近づけます。魔神は苦しむ人々を楽しみ、それを楽しむ人々は魔神の駒として利用できる。そのため、魔神は美女・美少女を『聖餐』として捕らえ集め、娯楽の生贄として人道を踏み外した人々に投げ込むのです。こうして魔神の配下となった者たち、魔神教徒は『聖餐』の確保と維持のための生活必需品を集める義務を負わされ、彼らはそのために各地に散らばり、誘拐や人身売買、麻薬などの禁制品取引などの重犯罪行為に手を染めるようになります。
こうした陵辱ショーは魔神のゲートが置かれた場所で開催されます。『聖餐』とされた彼女たちは魔神の宝として健康管理が徹底され、自刃すら許されません。同時に捕らえられた親類縁者の生死は魔神の気まぐれに左右され、陵辱ショーは監禁されて放置されます。彼らは自殺をするも、見世物として反抗し『聖餐』の目の前で惨死するも、魔神教徒となって『聖餐』の陵辱に参加するも自由とされます。時にはあえて都市の外へ逃され、『聖餐』とその縁者の運命を社会に伝え、救出を訴えさせます。この訴えはショッキングかつセンセーショナルであり、「餌」と新たな魔神教徒足り得る者たちを魔神都市に招き入れる事を誘発します。
PCはこうした経緯によって『聖餐』の過酷な運命を知らされた関係者などから都市開放と共に救助を依頼されます。この救助はゲートキーパーを打ち倒しゲートを破壊し都市を奪還する事で成されます。こうして救助された『聖餐』は、(関係者の資産状況に左右されますが)【召異魔法:デモンズシード】などがほどこされていないかのチェックを受け、手遅れではないと確認されれば解呪が施されます。救出を成したPCはこうして自由となった『聖餐』とコネクションを結ぶ事ができます。
しかし、『聖餐』の悲惨な運命はこの救出によって終わるわけではありません。魔神の卑劣な思惑は、その魔神が打倒された後にこそ仕掛けられています。
|
+ | 【 発芽する悪意の種 】 |
【 発芽する悪意の種 】
救助された『聖餐』は、その経緯故に社会からの好奇と侮蔑の視線に晒される等の二次陵辱を受け続け、これは多くの場合、直接的な関係者からも及びます。陵辱を受け続けた『聖餐』は「家名を穢した」として嫌悪され、上位貴族からの婚約の破棄を受けるなどして政略結婚の道具としての価値も暴落し、神殿に「捨てられる」事は珍しくありません。共に捕らえられ、そして『聖餐』へ陵辱を行ってしまった近親者と共に救助された家庭においては、もはや筆舌に尽くしがたい環境へと変貌します。また、『聖餐』は【性的状態異常】を植え付けられている事もあり、その放蕩への衝動は『聖餐』をより追い詰めていきます。
こうした「後遺症」は幸福な家庭を取り戻すかすかな希望を完全に粉砕し、『聖餐』は一転して這い上がれぬ絶望へと沈み、やがて自暴自棄となって娼婦となったり自殺に走ったり、時には「魔神教徒」へ自らの意思で堕ちる事を選択します。こうした精神の破壊は魔法的な効果ではない環境変化による意思の誘導で行われ、「神聖魔法:リムーブカース」でも解除できない最悪の呪いとなって『聖餐』を襲うのです。
この経緯により、救助された『聖餐』とのコネクションを取得時、必要消費名誉点が以下のように軽減されます。
|
+ | 【 淫魔のトーテム 】 |
【 淫魔のトーテム 】
魔神都市のトーテムに魔神が仕掛けを施したものです。トーテムにはそれぞれの区画全域に固有の結界が展開されており、これを破壊する事で結界は解除されます。結界に踏み込んだ者は踏み込んだ時点、そして30分ごとに「目標値:ゲートキーパーのレベル+7」の「精神抵抗判定(精神効果)」を行い、失敗すると結界の効果を受けます。この判定は深度変動ダイスの前に行います。これらの効果は重複はせず、たとえば発情効果を受けてもすでに発情していればそれは無効化されます。結界で受けた効果は魔神都市の外に出ると解除されます。
この結界はゲートに多大な負担をかけており、魔神都市に存在する全ての「種族:魔神」はトーテム1つにつき「全ての判定-1、最大HP-5、最大MP-2」されています。トーテムを破壊すれば魔神のペナルティは回復していき、最大HPと最大MPが回復すると現在値も同値回復します。なお、通常のトーテムを破壊時に与えられる魔神への悪影響は、この淫魔のトーテム破壊では与えられません。
|
+ | 【 聖餐となった冒険者 】 |
【 聖餐となった冒険者 】
都市を開放しに、あるいは同時に『聖餐』を救助しにやってきた冒険者であるPCが都市内部での戦闘に敗北し全滅した時、そのゲートキーパーが『聖餐』を求めている魔神であれば、PCを『聖餐』として捕らえます。この時の戦闘ではPCは生死判定に自動的に成功し、「意識を維持するがあらゆる行為判定に自動的に失敗する気絶状態」としての【無抵抗】の状態となります。『聖餐』とされたPCはその姿が男たちの欲望を煽るものであれば魔神や魔神教徒から輪姦陵辱を受け、そうでなければ「親類縁者」として監禁されます。この虜囚の日々は都市が開放されるか、あるいは魔神の気まぐれ(復讐を煽って返り討ちにしてさらに嬲るため、餌を増やすため等の理由)で終了します。いずれにせよ、『聖餐』としてレイプを受けたPCには以下の不名誉称号が与えられます。この称号は会得時の冒険者レベルが以前と異なれば別称号として扱われます。また、『聖餐』となったPCは開放時に【性的エネミー特性:陵辱の侵食】を受け、【性的状態異常】をランダムで1つ与えられます。
|
+ | 【 ゲートとゲートキーパーから、タイラントコアとタイラントへの変更 】 |
【 ゲートとゲートキーパーから、タイラントコアとタイラントへの変更 】
ゲートは存在しなくなり、代わりにアンデッドを呼び寄せ、あるいはアンデッドを発生させる程の濃密な穢れで地域を汚染させる原因が存在します。ゲートキーパーはその原因を持ち込んだ者やまさに原因そのもの、あるいは汚染の核から生み出された最も強力な者となります。これらの事から、その名称は【 ゲート → タイラントコア 】【ゲートキーパー → タイラント】に変更されます。
タイラントには「アンデッド」と「ノスフェラトゥ」の2種類が存在し、アンデッドのゾンビ都市では純粋にアンデッドが集い、ノスフェラトゥのゾンビ都市ではブラッドリングなどの吸血後の廃棄物が集います。なお、このゾンビ都市に出現するノスフェラトゥの信仰は全てメティシエとなります。ノスフェラトゥの都市では、「タイラント=タイラントコア」となります。
|
+ | 【 配下魔神からアンデッドトループへの変更 】 |
【 配下魔神からアンデッドトループへの変更 】
ゲートキーパー同様に配下の魔神達も低級のアンデッドである「ゾンビ」あるいは「ブラッドリング」の群体である「トループ」へと変化します。ゾンビ都市はこのどちらかが蔓延しており、その数の暴力こそが障害となります。知能が低いアンデッドは血肉有した生者を優先して襲うため、魔法生物であるゴーレムや魔導器であるバイクには積極的に攻撃を行ったりする事はありません(それが生者を襲う障壁となっていれば攻撃します)。PC種族であるフロウライトはこの性質上、アンデッドの群れから獲物として積極的に認識されません。センティアンは受肉しているために通常通り獲物として認識されます。
ノスフェラトゥタイラントの支配する都市では太陽が出ている昼間の時間(午前6~午後6時)はブラッドリングは屋内に引きこもり、表を出歩きません。そのため昼間はアンデッドとの遭遇戦ダイスが「+1」され、遭遇時は屋内で遭遇した事となります。反面、夜間(午後6時1分~午前5時59分)においてはブラッドリングは一斉に活動を活性化させ屋外を闊歩しはじめるため、遭遇戦ダイスが「-1」されます。
|
+ | 【 トループの説明 】 + 【 トループリーダー 】 |
【 トループ 】
ゾンビ都市を徘徊するアンデッドは個体そのものはさしたる脅威ではありませんが、集団として固まると1個の巨大な不定形の生物のようにまとまって活動を始め、奇妙な連携によって熟練の戦士をも餌食とします。こうしたアンデッドの群体を「トループ」と扱います。トループは「戦闘特技:ブロッキング」を有する「1部位」として扱い、それぞれの構成員のHPはトループという1個体として共有しています。トループを構成する群体の数の半数まで、乱戦範囲内の別個対象へ攻撃を行えます。ただし、同じ対象に構成数と同じだけ攻撃を行えるという事ではなく、対象には1回までの攻撃しか行なえません。トループを構成するのは「ゾンビ」もしくは「ブラッドリング」となり、両者が混在する事はありません。
トループエネミーに範囲攻撃が行われた場合、トループの構成数が範囲の対象とされ、命中した範囲攻撃にて構成員1体1体が受けたダメージは共有HPにて全て適応されます。ダメージ効果ではない、回避や命中にペナルティを与える等の効果を受けた場合、まずその効果にトループが抵抗に成功できるかどうかを決定します。トループが抵抗に成功した場合、通常通り効果は失敗扱いとなり未適応となります。トループが抵抗に失敗した場合、その効果をもたらす手段の対象範囲数と構成数を比較します。効果の範囲適応数が「構成数以上」であれば、トループに効果が完全にかかったとされ、「構成数未満」であれば、不完全にかかったとなり、その効果は「短縮」扱いとなります。
トループから戦利品を剥ぎ取る場合、構成数だけ掃き取りを行えます。この時、1回戦利品判定を行い、その結果を残った構成数全てに適応する事を推奨します。
【 トループリーダー 】
トループには中枢となるアンデッドリーダーが存在します。基本リーダーとなるのは「PC平均レベルと同値」の単部位アンデッドで、リーダーはトループ一つを「部位」として支配します。「知能:人間並み」のリーダーは、トループに「戦闘特技:庇う」をトループに取得させる事ができ、「知能:高い」のリーダーは、さらに「戦闘特技:ガーディアン」を取得させる事ができます。先にリーダーを喪失したトループはあらゆる判定に「-4」を受けます。
ノスフェラトゥの支配するゾンビ都市でのトループリーダーは吸血鬼の眷属が基本となり、【スカッド:ブラッドリング】【プラトーン:ブラッドサッカー】【プラトーン、バタリオン:マッドブラッド】が主に割り当てられます。
|
+ | 【 遭遇戦 】 |
【 遭遇戦 】
探索深度が変動した際、徘徊するアンデッドトループに遭遇する可能性があります。冒険者代表は「1D6」を振り、「2以下」が出た場合、不運な事にトループリーダーに率いられたトループの一群と戦闘に入ります。その際にGMは遭遇戦ダイスとして「1D6」を振り、以下のチャートで出目に応じた状況で戦闘が開始します。この戦闘にて勝利すると、次に行う遭遇戦ダイスの出目を「±1」操作できます。
アンデッドからの不意打ちを防止した際、冒険者は戦闘に入る前に、「隠れてやり過ごす」「引いて隠れる」を選択できます。また不意打ちを含めて戦闘開始した直後にも「強引に逃げる」を選択できます。
アイテム「ホーリーウォーター」を有している場合、「隠れてやりすごす」「引いて逃げる」「強引に逃げる」のいずれか選択する際に1つ消耗する事で以下のボーナスを受けます。
|
+ | 【 トーテムの変更 】 |
【 トーテムの変更 】
トーテムはタイラントの種類によってその性質が変化し、それを破壊した場合の影響も魔神都市のものから変更されます。アンデッドタイラントの都市におけるトーテムとは汚染源から湧き出したアンデッドが移動し、新たな汚染源としてその場所に固定されたもので、その破壊にはトーテムと化したアンデッドと戦闘し勝利する必要があります。ノスフェラトゥタイラントの都市におけるトーテムとは、餌となる生きた人族の保管庫となり、その破壊や救出には守護する吸血鬼の従者と戦闘し勝利する必要があります。
ノスフェラトゥが支配する都市の場合、その規模によってタイラントと人族倉庫の守護者である従者が固定されます。また、タイラントが存在する区画には「穢れの土」が存在します。穢れの土を放置した場合、タイラントは穢れの土から復活し、その都市を放棄して逃亡し、また何処かの都市を遊び場にするために暗躍し続けます。人族倉庫を1箇所開放すると以下の生存者を1トループ救出できます。生存者は「モブ」として扱われ、救出するとモブのトループを引き連れる事になります。「モブ」の移動力は「12」となります。
アンデッドタイラントの都市ではタイラントやトーテムの種類やレベルがPCレベルによって変化し、基本として「タイラントのレベル=PC平均レベル+2」、「トーテムのレベル=PC平均レベル+1」となります。アンデッドトーテムに勝利すると、その区画ではアンデッドは発生しなくなります。
|
+ | 【 吸血鬼の下僕へ 】 |
【 吸血鬼の下僕へ 】
上位蛮族の主流であるノスフェラトゥは時として強力な武力を有する人族を一族に招き入れるために、人族をまず奴隷化する事があります。奴隷となる条件は冒険者レベルが7以上である事です。レッサーヴァンパイアがそのために人族を捕らえた場合、上位のヴァンパイアの元へ連れ去ります。
ノスフェエラトゥの奴隷となった場合、まずヴァンパイアが魅了能力によって無力化し、その後リャナンシーが男女問わず誘惑し、精神と肉体を犯し支配して反抗意思を削ぎ落とします。以後、奴隷はリャナンシーによって「適正」があるかどうか監視・管理され、適正ありと判断されればヴァンパイアに報告し、ヴァンパイアが直々に血族たる資格を有するかを確かめます。ここで奴隷はレッサーヴァンパイアにされ、さらにヴァンパイアに気に入られればリャナンシーとして迎え入れられます。リャナンシーの確認の段階で適正なしとされれば、奴隷はヴァンパイアの喉を潤す食事として、その日まで監禁される事となります。
ノスフェラトゥに奴隷として捕らえられたPCのPLは、「眷属化」を選択できます。眷属化を選択した場合、上記の通りにノスフェラトゥの眷属となり、PCとして完全にロストします。眷属化を拒む場合、リャナンシーに魅了はされますが「適正なし」とされて監禁されます。以後、PCは救出されるまでPCとして活動ができなくなります(これにより食事として消費され、PCロストする事はありません)。
|
+ | 【 ゾンビ都市例 】 |
【 ゾンビ都市例 】
|
+ | 【 アンデッド一覧 】 |
【 アンデッド一覧 】
|