現世の勢力
勢力A 主神教団
世界を法と秩序によって支配「していた」世界規模の統一教団。しかし古代戦争にて頭目が勢力Bの頭目と相打ちとなり、さらに勝負として敗北し世界の法則の一部を上書きされてしまう。現在覚めぬ眠りにある頭目の目覚めを待ちつつ、瀬戸際防戦の余裕乏しい環境にある。戦力としては他と比較して非常に厳しい状況にあるためか、様々な勢力に攻め込まれて泣きっ面に蜂状態にある。
勢力B リリス教団
背徳と放蕩に邁進する大魔王の教団。古代戦争時に頭目が勢力Aの頭目と相打ちになりつつも勝負に勝利し世界法則の一部を書き換える事に成功した。現世勢力として最大規模であり勢力Aに攻勢を仕掛けていたが、異界からの魔王・邪神が侵略をしかけてきたために余裕がなくなり、膠着状態にある。
勢力C 混沌
厳密には現世の存在ではない。世界法則が書き換えられる以前の世界の怪物達を配下にし勢力ABに対して攻勢をしかけているが、その正体は「混沌」という謎の存在であり解明には程遠く、またそれぞれの組織が同一組織であるかも不明。ゴブリンを主な配下にした派閥が勢力Aに攻勢をしかけ、勢力B相手には人型ですらない異形の怪物達が攻勢をしかけている。
異界の勢力
魔王たちはそれぞれが独自に活動しており、主を持つ魔王は主への忠誠心により自己欲よりも優先してをそれを成そうとする、がそれはそれとして自己欲は忠誠心の次に優先されるものとして魔王の嗜好が発生する事件の内容を偏らせる。
勢力A ヤルダバオト教団
住人への細菌感染によって勢力を拡大し、領域を汚染する事で維持することを基本にする。
支配領域の拡大は大邪神ヤルダバオトの大神官の意向によって行われる。組織は蟻の社会に似ており、末端は自我を有さず、与えられた感染衝動のまま活動する感染型ゾンビである。感染型ゾンビに細菌をさらに投与して怪物化させた兵隊相当の末端も存在する。細菌故に熱に比較的弱いが感染者の救済や事前予防に炎を用いる事は困難を極める。彼らは大神官および邪神においても「感染拡大」のためだけに活動しており、知能有する幹部たちもそれを至上目的として活動している。積極的に侵略活動を行う危険度最大値の勢力だが、世界をすでに汚染していた別の大魔王の呪いに感染しその影響を受け外見・性質が変貌している。しかし変異しても「彼らによる感染」ができればそれでよいのか、大魔王の呪い対策を取る様子は今の所見当たらない。当初、感染者は爛れた肉塊ゾンビとなる症状だったが、現在は性別年齢問わずグロテスクな異形部位を有する中年以下女性体に変質する空気感染・粘膜感染・血液感染型の細菌を撒き散らしており、汚染された地域深層にて周囲の感染体とは異色を放つ、背中に花のような羽を生やした美しい少女が崇拝される様子が決死隊の偵察により観測された。
勢力B 魔王帝国
「大いなる蛇」を盟主とし、その転生体を頂点とする魔王達の軍勢。転生体の覚醒を目指し、大いなる蛇を構成していた魔力結晶を収集している。転生体の目標は勢力として支配する事だが世界そのもの滅亡はその目的に沿うものではない。ただし敵対組織による世界を包み込む独自法則の崩壊という意味での世界滅亡は目指す事もある。現頭目が未覚醒の未熟体であり古代戦争の影響により勢力の戦力は神話域としては攻勢にでれるほどの強さはない。そのため積極的に現世に介入はしておらず、また介入する事を良しとしていないため、現世での活動は現世住人を落とし子として使役し行っている。勢力Aを重警戒対象として扱っている。
勢力C トリックスター
Bの勢力とその発生を同根としながら独自に活動する魔王たちの軍勢。蝿の王を頭目としている少数精鋭であり魔王の中でも突出した者たちが組織を組み上げているが、少数精鋭のために手数が少なく、日常的な影響力には乏しく、しかし突如勢力図に変化を与えかねない極端さを持っている。その目的は古代に出現した謎の存在「食らうモノ」に取り込まれた仲間の救出を第一にしており、「食らうもの」を仲間を傷つけず滅ぼせる手段を探している。
勢力D 中立魔王
中立的立場で活動する魔王個体達。組織としてまとまってはおらず仲間意識もない。それぞれが独自の価値観で動いているが、目標とされるものは「日々平穏」が多い。ただし彼らにとっての日々平穏は他のものにとってのそれとは限らない。個々人で動いているため組織相手には分が悪く、基本的に中立の立場で活動している者が多いが、「破滅の炎」と呼ばれる魔王は単独ですべての勢力を灰燼に帰する潜在能力を保っているため危険視されている(しかしそれを行使可能な知力を有していないため、触らぬ神に祟りなし、と監視されつつ放置されている)
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コネクション
スルト
世界を破滅させ、そして再生の大地へと変質させる再生の炎、その力を有した傭兵。その優しき炎は大地を侵食し人を侵す異世界の異物を焼き尽くし、その雫は対象を傷つける事なく除染する。そしてその炎と雫は生命の礎となる土壌に再生させる。魔王帝国に属する魔王一柱と落とし子の関係にあるが、トリックスターに属する魔王と関係性が深いという板挟みの状態にある。自身の支配領域として、特殊な迷宮を支配していた魔王を隷従させ、迷宮に住んでいた住民もろともを支配している。
オホカムズミノミコト
冥府にて生者を亡者から守り導く桃の神。それをなぞり神域へと至ってその神性を得た剣士。冥府の存在にして生命の象徴という矛盾した神性は調和をもたらし様々な魔素や神素をその身に宿す混沌となる。その果汁は豊穣を宿し飢餓を遠ざけ魂に安らぎを与える。冥府の神に使える従属神であり、またリリス教団支配地域に所属している。また北部にて混沌に侵略を受けているリリス系独自勢力を支援し、そこでは首都の冒険者の酒場と迷宮に近い辺境村を活動拠点にしている。
従者
イフリータ (主人:スルト)
ヤルダバオト教団対策に派遣された主神教団エージェント、だった。任務中に感染しスルトによって汚染が除去されたが同時に汚染除去にともなう副作用にて体質が変異し、主神教団エージェントの資格を喪失する。以後、スルトの支配下に入り、迷宮を守護しなければならない迷宮住人にかわって主人と同行する。体質変異に伴う衝動対策にあえて挑発を行い供給を行う。
基本的な戦闘能力値は以下。
【体力:15】【敏捷:16】【知力:14】【生命:15】
【行動値:9.625】【避け:10+軽業(16)1】【防護:物理5/全5】
【視覚感知+5】【聴覚感知+2】【反射神経】【我慢強い】【闇視】
【冒険技能値:忍び(16)/跳躍(16)/登坂(16)/脱出(16)/探索(14)/罠(14)/追跡(14)/ランニング(15)】
【狙撃(破壊光線)/属性:光+刺/発動精度16/威力10/射撃/ピンポイント攻撃+光速化+全力のみ+刺しダメージ化】
ダンジョン
嵐封じられし城
嵐と恋愛を司る神だった魔王が隠居するにあたってその負の力を封印した城。その最奥には魔王の力の結晶が鎮座されているというが、むき出しの神の力は何者をも寄せ付けず、力を得ようと侵入する者たちを吹き飛ばしてしまうという。
最終更新:2018年07月02日 21:09