とある村にて 「くぉっらぁ! 貴様!この俺を殺す気か!」 「す すいません!防衛隊長殿!」 「謝って済む問題かぁ!貴様!罰としてウサギ跳び街の周りを50周!」 「そっ それだけはご勘弁をーーー!」 「ああ そうだ その資材は4区の方に移動しておいてくれ。」 「大分 再建も進んできたな。」 ダンバン「メリアやヴァネア達のおかげだな。ハイエンターや機神界人(マシーナ)の技術、大したもんだよ。」 「当然のことをしているまでです。私達が手を取り合って生きていく。それは、メイナス様や兄エギルの願いでもあるのですから。」 ダンバン「そうか。いいもんだな、こういうのは」 ?「お兄ちゃん。」 ダンバン「おお フィオルンか。どうした?」 フィオルン「シュルク見なかった?」 ダンバン「シュルクか?そういや さっきライン達とどこかに出かけていったなぁ。」 フィオルン「そ ありがと。」 ダンバン「フィオルン!」 フィオルン「何?」 ダンバン「いや……何でもない。」 メリア「何だ?シュルクならここにはいないぞ?」 フィオルン「すごいね。後ろにでも目が付いてるみたい。何を見ていたの?海?」 メリア「ん?特に何を見ていたというわけではないが、強いて言うなら、これから先 私達を待ち受ける未来…かな?」 フィオルン「うわ それ格好良すぎだよ メリア」 メリア「そうなのか?そなたの問いに率直に答えたまでだが」 フィオルン「でも、わかる。その気持ち。色々あったもんね。」 メリア「ああ、あったな。そなた達には感謝している。そなた達と出会えたことで私は多くのものを見、聞き、そして、今ここにいることが出来る。」 フィオルン「うん。それは私も同じ。ありがとうメリア。そして、これから先も」 メリア「うむ、これから先も」 釣りをするライン リキ「ライン、がんばるも!」 ライン「あ一息だぜ!」 「がんばって!ライン!」 湖に落ちる三人 「大丈夫!?」 ライン「しょっぺぇ!水がしょっぱいだなんてありえねぇ。」 「だめだよラインさん。力任せに引くだけじゃあ。」 リキ「ラインへったくそだも、今の魚おっきかったも。」 ライン「んだよぉ。なら今度はお前がやればいいだろう?」 リキ「リキ 力仕事やんないも。食べるのだけが仕事だも。」 ライン「ふーん、けどよぉ。今夜までに魚14匹吊って帰らないとカミさんにセッカン喰らうんじゃなかったっけ?」 リキ「そうだったも!ライン、やばいも。このままじゃすんごくやばいも!」 ライン「俺は別にやばかねぇけど。」 リキ「釣れも!釣りまくれも!お日様が落っこちるまでやれも!」 フィオルン「ここにいたんだ。気持ちいいね、風。」 シュルク「うん、ほんとだ。」 人間の姿のフィオルンが フィオルン「何?」 シュルク「いや、その…髪型。以外と似合っているなぁって、さ。」 フィオルン「そう?前みたいに伸ばそうと思ってるんだけど。ねぇ、どっちが好き?」 シュルク「どっちも。」 フィオルン「何よ。何かすごく適当なんですけど?」 シュルク「ごめん。でも、いいよね、こういうの。」 フィオルン「うん、忘れてたよね。この感じ。どうなるのかな?私達。この先。」 シュルク「どうって・・・きっと、いろんなことが待っているじゃないかな。」 フィオルン「いろんなこと?」 シュルク「これから先どうなるかなんてわからない。けど、だからこそいろんな想像が出来るし、目指す目標が出来ると思うんだ。」 フィオルン「そう…ね。そうだよね!」 シュルク「モナド。いや、アルヴィースがさ、別れ際に言ったこと、覚えている?」 フィオルン「ええ、もちろん。」 アルヴィース「シュルク。新しく生まれる世界は無限の広がりを持っている。そこには、君達だけじゃない。さまざまな生命が芽吹くだろう…僕には見える。 その世界で、全ての生命が共に取り合い、未来に向けて歩んでいく姿が・・・」 シュルク「僕さ…いつか、会ってみたいと思うんだ。この広い世界に生きる人達と。」 フィオルン「私も、会えるよね。きっと。」 シュルク「うん。」 立つシュルク シュルク「会えるさ。未来を目指して歩いて行けば、必ず。」