ドグラニオの金庫の中で迎えたルパンレンジャーと宿敵ザミーゴの決戦 ようやくザミーゴを倒し、魁利の兄、透真の婚約者、初美花の親友など冷凍されていた人々が元に戻った。しかし…… |
ドグラニオ「はっはっは! ザミーゴのやつ、負けたのか。まぁいい…… 勝った快盗、ここから出られないのだからな…… はっはっは!
グッド「大変だ!」
グッドストライカーが飛び去る。
金庫の中。
魁利「さーて…… こっから出ること、考えないとな……」
ドグラニオ「さぁ警察ども。この窮地、どうやって乗り切る?」
1号「簡単だ…… お前を止める」
パトレンジャー「うお——っ‼︎」
魁利たちはVSチェンジャーを連射するが、全く無意味だった。
魁利「やっぱダメか……」
ドグラニオの猛攻とルパンコレクションの力がパトレンジャーを翻弄する。
初美花「うちら、これで終わりかな?」
透真「終わりだろうな…… 俺たちの命と世界の平和、天秤にかけるまでもない」
初美花「だよね…… ドグラニオの金庫、開けてる余裕ないか」
魁利「まぁ、しゃーない。兄貴たち取り戻せただけで満足……」
パトレンジャーの警察チェンジが解除。
圭一郎たちに戻ってしまう。
そこへルパンエックスが現れ、ドグラニオに挑む。
エックス「はぁーっ‼︎」
つかさ「ノエル!」
エックス「僕が金庫を開ける。魁利くんたちを助けてコレクションも取り戻すんだ!」
エックスは鎖を切ろうとするが、全く切れなかった。
ドグラニオ「無駄だ。この鎖は誰にも切れん!」
ドグラニオはギャングラディウスから剣を抜き、エックスに斬りかかる。
エックス「うわあーっ‼︎」
魁利がコレクションを取る。
魁利「でも勿体ねぇ…… 目の前にコレクションがゴロゴロあるってのに、俺たちと一緒に全部木っ端微塵か……」
初美花「助けてってお願い、叶えてくれないかな?」
透真「全部揃ってないから無理だろう…… 警察も持ってるし。コグレさんに渡した分も……」
魁利「あっ!」
ドグラニオ「残念だったな……」
ドグラニオの雷撃がエックスを襲う。
エックス「うわあーっ‼︎」
エックスの快盗チェンジが解除。
ノエルに戻る。
グッドストライカーはコレクションの宝物庫にやってくる。
グッド「待ってろよ。魁利、透真、初美花! 金庫を開けられそうなコレクションをおいらが探してやるからな!」
グッドストライカーがコグレとぶつかる。
コグレ「グッドストライカー、どうしてここに?」
グッド「お前こそ!」
街はドグラニオによって火の海となっていた。
ドグラニオ「いつの間にかやりすぎていたか…… 暴れるなら、もっと賑やかな場所の方がいい。ん?」
ドグラニオの元に圭一郎たちがやってくる。
ノエル「ここから先は、通さない!」
ドグラニオ「なかなかしぶとい警察だ……」
圭一郎「貴様のような残虐非道な化け物から世界を守るのが、我々の仕事だ!」
咲也「お前たちが来たせいで、苦しまなくていい人たちがたくさん苦しんだんだ!」
つかさ「彼らのためにも、我々がここで倒れるわけにはいかない!」
ドグラニオ「精神力でどうにかなる程このドグラニオ・ヤーブンは甘くないぞ」
ドグラニオのコレクションが圭一郎たちを拘束。
炎を纏った岩の槍が圭一郎たちに迫る。
咲也「何?」
すると槍が砕ける。
さらに圭一郎たちも自由になる。
ドグラニオ「な、なんだと?」
ノエル「コレクションの効果が消えた?」
コレクションが次々と宝物庫に転送される。
グッド「お、おい。コレクションが増えてないか?」
コグレ「これは一体? まさか……」
ノエル「そうか、魁利くんたちだ」
圭一郎「えっ?」
魁利たちがコレクションを台帳に次々と入れていく。
コグレ「魁利くんたちに預けたコレクション台帳…… あれを使って金庫の中からコレクションを転送してるんですよ!」
これにより、ドグラニオの力が弱っていく。
ドグラニオ「どういうことだ? 力がどんどん抜けていく……」
ノエル「圭一郎くん、今ならドグラニオと戦えるはずだ……」
圭一郎「……つかさ、咲也。このチャンス、必ず掴むぞ!」
つかさ「ああ!」
咲也「はい!」
一同「警察チェンジ‼︎」
『1号』『パトライズ』『警察チェンジ』『警察エックスチェンジ』
圭一郎たち4人が警察チェンジを遂げ、パトレンジャーとなる。
1号「パトレン1号!」
2号「パトレン2号!」
3号「パトレン3号!」
エックス「パトレンエックス!」
1号「警察戦隊!」
パトレンジャー「パトレンジャー‼︎」
『パトレンジャー』
1号「国際警察の権限において、実力を行使する!」
ドグラニオ「コレクションなどなくとも、俺はいくつもの世界を奪ってきた! 人間なんぞにやられるものか‼︎」
ドグラニオの鎖がパトレンジャーに襲いかかる。
1号はそれを利用してドグラニオを投げ飛ばす。
2号と3号がドグラニオを銃撃。
魁利はレッドダイヤルファイターと自身のVSチェンジャーを台帳に入れる。
魁利「よし、ここにあるコレクションはラストだ……」
コグレ「あっ、これは…… 魁利くん、透真くん、初美花さん……」
透真「これでドグラニオを倒しても、ノエルの願いは叶えられるな……」
初美花「アルセーヌさん戻ってきたら、ちょっと会いたかったね……」
魁利「絶対倒せよ、おまわりさんたち……」
『ビクトリーストライカー』『1・1・1』『ミラクルマスカレイズ』『スーパー快盗チェンジ』
1号「ノエル!」
1号の撃ったビクトリーストライカーによってパトレンエックスがスーパー快盗チェンジを遂げ、スーパーパトレンエックスとなる。
エックス「スーパーパトレンエックス!」
エックスはドグラニオの行動を読み取り、銃撃。
『マジック』
2号がマジックアローを使用。
『シザー』
3号がブレードブーメランを投げる。
2号「勝てる。勝てますよこれ!」
ドグラニオ「この俺が、一体なぜ?」
エックス「お前は気づいていなかったんだ。老いた体が思っていた以上にコレクションの力に支えられていたことに!」
ドグラニオ「黙れ‼︎」
そこへグッドストライカーがサイレンストライカーを持ってやってくる。
グッド「おーい! みんな、これ!」
エックス「サイレンストライカー?」
グッド「ルパン家の宝物庫に転送されてきたんだ!」
エックス「えっ? ……これなら、ドグラニオの鎖も壊せるかもしれない…… 圭一郎くん!」
1号「任せろ!」
『サイレンストライカー』『超警察チェンジ』
1号が超警察チェンジを遂げ、スーパーパトレン1号となる。
1号「スーパーパトレン1号!」
『パトレンジャー』
金庫の中では魁利たちが寝ていた。
初美花「詩穂ちん…… 夢の続き、叶えてね」
透真「彩…… 幸せになれよ」
魁利「ごめんな、兄ちゃん……」
ドグラニオと1号の砲撃がぶつかり合う。
しかし、1号が押されてしまう。
2号と3号が1号を支える。
3号「圭一郎‼︎」
1号「はぁっ‼︎」
1号のスーパースペリオルストライクが炸裂。
1号とエックスは通常の姿に戻る。
しかし、ドグラニオは鎖に守られていたため無事だった。
エックス「サイレンストライカーでもダメなのか?」
1号「抵抗するな! 大人しくしろ‼︎」
エックス「さぁ、その鎖を外して金庫を開けるんだ!」
ドグラニオ「断る……」
1号「開けろ‼︎」
ドグラニオ「断る!」
ジムとヒルトップ管理官は日本支部から戦いの様子を見ていた。
ジム「ヒルトップ管理官……」
ヒルトップ「みんな、責任は私が取る。ドグラニオを倒せ……」
1号「しかし!」
ドグラニオ「さぁ、どうする? 正義のおまわりさんよ……」
ドグラニオへの攻撃に躊躇するパトレンジャー。
(魁利『あんたはそっちにいてよ。こんな快盗じゃなくて、もっとたくさんの人助けなよ……』)
すると1号がドグラニオの元に向かう。
(レッド『俺たちはこれしかないから快盗やってんだ!」』)
(魁利『常連さんだから親しみ込めて、圭ちゃん』)
2号「先輩…… 先輩!」
(透真『ちゃんと守ってくれるんでしょ? 先輩……』)
(初美花『今だから私、咲也さんのいいとこ知れたんです』『大丈夫だよ』)
(つかさ『3人で、生きて帰れよ』)
(透真『あなたたちも……』)
(魁利『俺たちの願いは1つだ……』)
(圭一郎『俺がもっと、頼れる警察官だったら、苦しんでいる君たちを救えたかもしれないのに……』)
(魁利『警察官に頼らない奴が快盗になるんだよ……』『俺が圭ちゃんになれないみたいに、圭ちゃんは俺みたいになれない』『ありがチュー……』『世界の平和を頼んだぜ、おまわりさん……』)
1号はようやくドグラニオの元にたどり着き、VSチェンジャーを向ける。
1号「うわあーっ‼︎」
1年後
キャスター「次のニュースです。昨日のギャングラー残党による襲撃事件は、パトレンジャーの的確な対応によって1人の犠牲者を出すこともなく被害を最小限に抑えられました…… パトレンジャーの活躍時よって多くの事件が解決され、人々からの人気も急上昇…… 彼らのこれからに注目が集まっています。街に多くの被害を残した異世界犯罪集団ギャングラーの幹部、ドグラニオ・ヤーブンによる大規模な襲撃事件から間も無く1年……」
魁利の兄、勝利がゴミ捨て場の前を通る。
勝利「魁利……」
透真の婚約者、彩が慌てて出かける支度をしていた。
彩「なんで目覚ましならないかなぁ? これだ。よしよし」
初美花の親友、詩穂は漫画を出版社に見せていた。
編集者「快盗がヒロインか…… ちょっと題材としては遅いかな」
詩穂「遅くないです! 近い未来、絶対復活します!」
国際警察日本支部。
その地下の特別拘禁室でドグラニオが自らの鎖で拘束されていた。
ドグラニオ「出せ。さもなくば殺せ…… この老いさらばえた体で、無力に生き延びるくらいなら、死んだほうがマシだ!」
咲也「ギャングラーの犯罪もだいぶ減りましたね……」
つかさ「ドグラニオを特別拘禁室にぶち込んだからな…… 組織としては終わってるだろ」
圭一郎「ああ…… だが、完全に撲滅するまでは油断できん!」
するとジムのサイレンが鳴り響く。
ジム「緊急通報! ギャングラーの残党が現れました!」
ヒルトップ「噂をすれば、か…… 圭一郎……」
圭一郎「はい、行くぞ!」
つかさ「ああ!」
咲也「はい!」
地下のバーで残党のカーゼミーとポーダマンが暴れていた。
そこへ圭一郎たちが現れる。
圭一郎「動くな、国際警察だ!」
カーゼミー「出たな、警察。まずは1発食らっときな!」
カーゼミーの持つコレクションの力が圭一郎たちを襲う。
VSチェンジャーの銃撃が炸裂。
つかさ「あいつはコレクションを持っているのか」
声「そっ。ギャングラーが持ってる最後のコレクション!」
上を見上げるとそこにいたのは魁利たちルパンレンジャーだった。
魁利「だから俺たちがいただかないと……」
圭一郎「魁利くん?」
つかさ「透真くん?」
咲也「初美花ちゃん!」
初美花「お久しぶりでーす!」
魁利たちが飛び降りる。
つかさ「本物か?」
咲也「夢じゃ、ないよね?」
圭一郎「どうやって出てきたんだ?」
ジャックポット「へっへ。俺様が開けてやったのさ」
圭一郎「ジャックポットストライカー! そうか、お前の精神操作能力」
回想。
台帳が開き、そこからジャックポットストライカーが出てくる。
ジャックポット「俺様に任せろ!」
ドグラニオ「な、なんだ? 体が、勝手に……」
金庫からようやく魁利たちが脱出。
初美花「やった。ついに外に出られたよ!」
魁利「ジャック、ありがチュー」
透真「でも行方不明だったお前を、誰が宝物庫へ連れて行ったんだ?」
ジャックポット「実はな、3人の快盗に捕まったんだ……」
3人「えっ?」
魁利たちの元にやってくる3人の快盗。
その正体は勝利、彩、詩穂だった。
透真と初美花は彩と詩穂にそれぞれ抱きつく。
詩穂「よかった……」
魁利が勝利の元に近づく。
魁利「兄ちゃん…… ごめん……」
魁利は勝利に涙ながらに抱きつく。
コグレ「これで、勝利くんたちはお役御免です……」
ノエル「彼らまでスカウトするとは、コグレさん。あなたは本当に酷い人ですよ……」
グッド「ノエルこそ、お兄さんたちを快盗として仕込んでたじゃないか」
ノエル「どうしても魁利たちを助けたかったから……」
コグレ「私もどうしてもコレクションを全て集めたいんです!」
咲也「とにかく、助かってよかったよ…… 本当によかったよ」
圭一郎「ん? 待てよ? お前たち、まだ快盗を続けるつもりか⁉︎」
つかさ「お兄さんたちは元に戻っただろう!」
初美花「だって、ルパンコレクションまだ集めきってないもん!」
透真「さっさとあいつから頂いて……」
魁利「おまわりさんたちのも返してもらわないと」
圭一郎「なっ。コレクションを持ったギャングラーはやつで最後でも、まだギャングラーは残っている! 装備を渡すわけにはいかん!」
カーゼミー「貴様ら…… 死ぬほど痛かったぞ!」
魁利「行くぜ。ルパンレッド!」
透真「ルパンブルー!」
初美花「ルパンイエロー!」
『レッド』『0・1・0』『マスカレイズ』『快盗チェンジ』
魁利たちが素顔で名乗った後、快盗チェンジを遂げ、ルパンレンジャーとなる。
ルパンレンジャー「快盗戦隊ルパンレンジャー!!」
『ルパンレンジャー』
ルパンレンジャーがギャングラーに挑む。
圭一郎「俺たちも行くぞ!」
3人「警察チェンジ!」
『1号』『パトライズ』『警察チェンジ』『パトレンジャー』
圭一郎たちも警察チェンジを遂げ、パトレンジャーとなる。
イエローの銃弾が2号と戦うポーダマンに当たる。
イエロー「ヤッホー!」
2号「ヤッホー!」
3号がブルーと交戦しながらポーダマンを銃撃。
1号「おのれ、快盗!」
1号がレッドに挑む。
カーゼミー「あんなところにいる。行け!」
ルパンレンジャーとパトレンジャーがポーダマンを次々と一掃していく。
カーゼミー「こうなったら奥の手。全て浄化してやる! やった!」
レッド「ストーップ!」
『5・0・2』
レッドが最後のルパンコレクションを手に入れる。
カーゼミー「返せ!」
カーゼミーが払いのけられる。
ルパンレンジャーとパトレンジャーがVSチェンジャーを向け合う。
レッド「予告する。あんたのお宝、いただくぜ!」
最終更新:2020年01月31日 20:53