ドロノミウオ
内海の泥の浅瀬に生息するアンコウそっくりの底生魚。(最大1m)
エサとなる小さな生き物を大きな口で泥ごと飲み込んで捕食する。
そのせいか味も匂いも非常に泥臭く、そのままではとても食用には向かない。
しかし綺麗な水と餌で1~2週間泥を吐かせれば非常に美味であり、水揚げ地域によってはグリルグゥルデン皇帝にも献上される高級魚である。
逸話
2代前のグリル皇帝が国内視察の際、とある漁村で処理していないこの魚を食事に出されて激怒、村人全員が罪に処されそうになった。
だが忠臣であり、この地方の生まれである騎士によってこれは反皇帝派が村に侵入して仕組んだ嫌がらせと判明、村人は救われる。
しかし皇帝はこの魚の臭さが堪えたのか、二度とこの魚を流通させるなと厳命した。
だがその厳命に対し、騎士は数日後に形を分からなくしたこの魚の料理を皇帝に振る舞い、その美味さに皇帝は口から魔法の光を放出するぐらいの感動を得る。
そして騎士の種明かし後、皇帝はドロノミウオの流通禁止令を撤回、居城に戻ると同時に謝罪の文と年に数回この魚を献上するようにとの書状を書いて漁村に贈ったと言う。
最終更新:2016年12月30日 10:24