直径10m程度の星のような、金平糖のようなトゲトゲした存在。
足も翼もないが、5mほど浮遊しながら移動する。
毛や鱗もなく、無機質で人工的だが、鉄のような重厚さもない。というか立体感がない。
さわると陶器のようにスベスベしている。
人語を解している可能性はあるが、会話が出来ているかは疑問。
オドラデクの言葉は、過去にロクシアで誰かが発言した言葉の再生である。
とんちんかんな返答も多く、オドラデクが自身の言葉の意味を理解しているのかも怪しい。
人間に対して攻撃を加えてくる事はないが、オドラデクは傷を負った際、周囲の生命、植物から魔物、魔族から精霊まで、ありとあらゆるモノから、魔力や生命力を強制的に吸い上げて回復する。
その為、回復時に近くにいるのは大変危険。
なお、そんな迷惑な能力を持っていながら、前が見えていないのか何なのか、山岳地帯を身体を削りながら進んだり、街の時計塔に真っ直ぐに突っ込んだり、狂暴な魔物の縄張りを横切ったりと、傷が絶えない。