【ミスリル鎧のユニコーン】
ロドリーゴの持つ固有召喚獣、ファイター/ブロッカー。
流線型の溝が掘られたミスリルの精巧な鎧や蹄鉄、魔獣繊維で出来た轡や鞍をつけた大型のユニコーン
その鎧はとても硬く、仲間に向かう致命的な攻撃を【鉄壁の守護】と【保身】で防いで仲間の時間を稼ぎ、その後【二の太刀要らず】で相手を確実に返り討ちにするというムーヴを得意としている
この召喚獣はロドリーゴがエルドラドから逃げ帰ってから魔属性始祖の処刑が行われる数週間の間に開発されたらしく
魔属性始祖との最後の戦いでは処刑台に駆けつけようとするパラケルススを執拗に狙ったあるマンを押し留めた
「破壊のための力だけではない、守るための力も得ないといけないと思ったんです」
【野望と希望のバイコーン】
ロドリーゴの持つ固有召喚獣、彼が元来持つ精神性と同調して最初に呼び出された召喚獣である
ビースト/ファイター。
無数の白い腕が絡みついて構成されているような怪物で、蹄鉄には細かなスパイクのようなものがビッシリついている
その2本の角は捻れて螺旋を描くように天に向かって伸びている、この角は戦闘時に敵に向かってまっすぐに伸び、2本の剣のように扱える
これの能力はロドリーゴの「強き魔法使いになるためならばなんでもする」という精神性と似通っていて
飢牙によって相手の肉を噛みちぎり、その傷に剣舞を叩き込み絶命させるという残虐かつ勝ちを狙いに行く貪欲な戦い方を好む
1番恐ろしいのは、ロドリーゴがこの召喚獣の操作を手放すと見境なく周りにいる生命体を襲って食い殺そうとするのだ
どちらかというと計略を計る方が得意なロドリーゴだが、この召喚獣はまさに奪うことに特価した性能だ
しかしその強大すぎる野望を、改心したロドリーゴは畏れると同時に許せなかった
その為ミスリルと高度召喚術でバイコーンを拘束して「ミスリル鎧のユニコーン」という別の召喚獣の性質を上乗せすることでその力を封じている
しかしロドリーゴが望めば鎧は一時的に外れ、この野望に満ち溢れた獣は再度この世界に降り立つだろう
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