映画で無名のパンク・バンドが演奏するのは、デッド・ケネディーズの名曲『ナチ・パンクス・ファック・オフ』。
無名のパンク・バンド、エイント・ライツは、知り合いのつてで、ポートランドのライヴハウスに出演できることになる。トリプルX 再起動 DVD そこは人里離れた場所にあり、いざステージに立ってみると、観客はみんなネオナチのいかつい連中美女と野獣 DVD 。パンク魂に火がついて、デッド・ケネディーズの『ナチ・パンクス・ファック・オフ』を演奏すると場内は殺気立つ。それだけでも充分マズいのに、楽屋に戻ってきたバンドが目にしたのは、ナイフを突き立てられた女の死体とネオナチの男達だった。
ジェレミー・ソルニエ監督の『グリーンルーム DVD 』は、パンク・バンドとネオナチ集団が死闘を繰り広げる異色スリラー。ネオナチは殺人を目撃したバンドを始末しようとし、バンドは楽屋(グリーンルーム)に立てこもる。あの手この手で攻めてくるネオナチを相手に、バンドは生き延びることができるのか?
この闘いの特徴はどちらも素人集団だということナイスガイズ DVD 。主人公が突然ヒーローになって大活躍したりしないし、ネオナチ側は地元のチンピラの集まり。そんな手探りな状態のなかで、敵にも味方にも突然訪れる冷酷な死。ゲームのように人が死んでいくアクション映画が多いなか、ソルニエ監督は暴力をエモーショナルに、生々しくスクリーンに焼き付けていく。その一方で、オフビートなユーモアが漂っていて、スリリングだが息苦しさは感じさせない。そのさじ加減が絶妙だ。
主人公のパットを演じるのは、昨年事故で亡くなったアントン・イェルチン。ミスペレグリンと奇妙なこどもたち DVD 彼は実際にバンドをやっていたらしく、ベースを弾く姿はサマになっている。キャストで特筆すべきは、ナオナチ集団のボス、ダーシーを演じるパトリック・スチュワートだ。珍しく悪役に挑戦したスチュワートの重厚な演技が、権力を私物化する悪の存在を際立たせて物語を引き締めている。ソルニエはパンク好きらしいが(パットはマイナー・スレットのTシャツを着用)、本作は保守化が進み暴力が渦巻く世界に対する、パンクなアティテュードでもあるのかもしれない。
『グリーンルーム』
監督:ジェレミー・ソルニエ
出演:アントン・イェルチン、イモージェン・プーツ、パトリック・スチュワート、メイコン・ブレアほか
2月11日(土)より、新宿シネマカリテほかにて全国順次公開中