ハツ/通称:岸尼公(きしのあまぎみ)
天正元年、近江国に生まれる。
父は甲賀出身の武士、母は長浜の庶民の出だが、正式な婚姻関係にはなかった。
母親が出産の翌年に死亡、主君の妻から勧めと支援があり、娘は父親が引き取って育てる。
天正11年、父親が和泉国のとある城に城主として赴任、海沿いの城下町に移住する。
天正12年、紀州方面より兵3万が来襲、これを兵8000で防衛する合戦が勃発。
娘は城下から脱出する折、打ち捨てられていた地蔵に父の無事を祈願する。
この祈りを聞いていたQBが接触し、契約を交わす。契約時の願いは「父を勝利に導きたい」。
契約当初QBのことは地蔵菩薩の使いであり、衆生の救済のため自分が召し出されたと信じていた。
ソウルジェムの色は明るい柿色、容量は大き目、変身時は潰れた球形で左手首にかけた数珠状の腕輪に装着。
衣装は尼僧の法衣っぽいもの(ファンタジー寄りなデザイン、腕と脚の露出がちょっと高め)。
武器は錫杖だが、外見から武器としての使い方は推測できない。たぶん殴ったり突いたりしていたのだろう。
固有魔法は海棲生物の複数同時召喚。召喚された生物は空中を泳ぐことができる。騎乗も可。
この能力は、当時娘が住んでいた土地の伝説に大きく影響を受けたものである。
その他、後天的に結界形成、病気・中毒の治癒術を習得。
契約直後、蹂躙されつつあった城下に戻り無数の頭足類を召喚し、敵を退却させる。
戦功は父親のもとに帰されたが、地元では地蔵菩薩の化身による奇跡として形を変えながら語り継がれる。
戦の後すぐ、父の許しを得て旅に出る。
一時期摂津国の尼寺に身を寄せるものの、魔女退治のため密かに夜間外出していたことが知られ、
不名誉な噂を立てられたため出奔。畿内を転々としたのち山陰方面に向かう。
最終更新:2012年11月12日 23:25