結手舞と恵寿美花礼の物語

登場人物




舞と花礼はパーティーに準備段階で呼び合うほどの大の仲良し、お互い魔法少女やってることは秘密だけどそれ以外ならツーカーの仲。
舞はおにぎりだからって侮ってはいけない。瞬く間におにぎりを敵の口に放り込んで胃袋を破裂させる。可愛い姿でやることえげつねぇ!
花礼はなんせ強い。美味いカレーは人を幸せにすると本気で信じてるので、希望のパワーが半端じゃない。魔女カットもとにかく早い!
魔女を具材にしたカレーを食べさせれば口づけを施された哀れな人々もほら笑顔
さらに花礼はへこたれない、それはSGの真実を知った時も一緒。
「肉体が自由なんて便利じゃん!それにカレーの具材になって幸せの素になれるんならその子達だって浮かばれるさ!」
これにはQBも「君は絶望を知らないのかい?!」とお手上げ

そんな二人、ある時些細な喧嘩をした。パーティー準備の時、舞が無意識にカレー用のご飯を全部握ってしまったのだ。

「カレーのご飯はふっくらしてなきゃ意味ないじゃんこの握りアタマ!」
「この丸みを帯びた三角のフォルムがいいんじゃないこのスパイスキチ!」

とはいってもくっだらないこと、後から考え直せば譲り合えば良かったとちと反省。
特に花礼はお詫びにとろみの強いおむすびに合うカレーを作って謝るつもりだった。

そこにやってくるQBの残酷な声

「花礼!貪食の魔女が襲ってくる!急いで!」

そう、舞は花礼ほど真実に耐えられなかったのだ。
あっけなく倒されるオオゲツヒメ、しかし花礼は気づいてしまった。普段のカレーとは違うそのでんぷん質のとろみによって。

葬ってしまった
謝れなかった
気づけなかった
何より幸せにできなかった


一番の、友達だったのに


自らを呪ったその瞬間、魂は濁り、割れ、強大な魔女と化す。


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最終更新:2012年11月13日 04:17