美野 いつき(よしの いつき)
親の決めた婚約の破棄からの自由を願い契約した魔法少女。
閉鎖的な農村に生まれた彼女は、そうであるが故に本家の長男へ嫁ぐ事が定められていた。
その婚約相手は親程も年が離れ、そして人間的にも決して好感の持てない者であり、自分で決められない相手と、
そして明らかに自分をモノとして扱う相手と結婚せねばならないという事実は、それなりに現代っ子だった彼女には
耐え難かった。
契約した翌朝、婚約者は水路に転落して死亡しているのが発見される。酔って転落、そのまま溺死したものとみられた。
ともあれ、相手がいなくなったことで婚約は実質的に解消。
かくして自由となったと考えた彼女は家を飛び出し、なけなしの金で都会を目指す。
確かに彼女は婚約者からは自由になれた。しかし、故郷の因習からも、家からも自由になれたのだろうか。
自由を願った彼女の魔法は量子化。
別の場所に居る、と観測することであらゆる拘束は無意味となる。
衣装はボディスーツの上から崩した振り袖を羽織っている。
武器は仕込みブーツ。またブレード部分だけを顕現させ、戦闘用ナイフとしても用いる。
最終更新:2012年11月28日 07:50