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使い魔というのは力をつけ、やがては魔女になるもの。
ガブリエッラの結界にも、とある魔女候補の使い魔がいた。
後にギィと呼ばれる個体である。
ギーゼラたちは人のみならずあるじにも嫌われる存在であり、生まれてすぐ死ぬような者も多かった。その中で彼女は運よく成長に成功していた。
ギィだけは他の魔女候補と違う物を持っていた。何を間違ったのか、人間、それも魔法少女並みの感性や知性を手に入れてしまったのである。
ギィは"心"に戸惑いながら、己の環境のため心を荒ませ、希望を失いながら生きていた。
そんなある日のこと、結界に魔法少女が侵入した。
後先考えず突撃するバカどもの流れに逆らい、ギィは逃げ出す。
だが、そこには一人の一般人の少女がいた。ギィはすぐさまそこから逃げることを選択、逃走経路を確認。
悲鳴を上げられると思った。攻撃されると思った。だが、少女は全く別の声をあげた。
「かわいいっ!!」
きれい、すごい、と称賛の言葉を叫びながら、彼女はギィに飛び付いてきたのだ。この少女、無類のGヲタだったのである。
初めて向けられた嫌悪感以外の感情に、ギィは困惑するしかない。少女を助けに来た黄色いリボンの魔法少女がすごい形相でスルーするほどであった。
そこに近付くギーゼラの群れとQB。
最早ギィしか眼中になかった少女は要約された説明を受けると、「私はこの子と一緒に戦う!この子と全部通じるようにして!」と願う。
黒田 友子(くろだ ともこ)
Gヲタ。願いによってギィとリンクしている。
魔法少女姿は黒いマーメイドドレス、ソウルジェムは丸いオニキス。武器はなくもっぱらGの召喚に頼る。
Gを喚び出し、細かい指令はギィに任せている。
Gアタック/Gに体当たりさせる。Gは死ぬ。粘着Gトラップ/Gをぶつけ、魔女の動きを制限する。Gは死ぬ。Gストリーム/Gを大量にぶつける。Gは砕け散る。
やはりギィしか眼中にないようだ。
ギィ
魔法少女と行動を共にする異例の魔女。
友子が仲介すれば普通に人と話せる。
普段は友子の髪に隠れており、対魔女ともなればその食欲と俊敏さで活躍する。
ヤンデレの後遺症がある。
友子は親友にして相棒。
双方に取って相手は欠けてはならない者。
ちなみにギィちゃんは願いとか何やらによりガブリアスとは別の魔女と化したようだ
魔女フォルムの時の体長は3mくらい
友子ちゃんはギィに魅了されて何か見失ったようです
最終更新:2013年01月07日 23:48