「ねえQB。世界に呪いを振りまくのって楽しいね」
杏里 麻友(あんり まゆ)
とある村にて風習により村八分にされ、ずっといじめられ続けてきた少女。浅黒い肌と黒髪の持ち主。身体中に傷跡がある。
魔法少女の真実を聞いて大喜びした唯一の人物。
QBとの契約内容は『この痛みと同じだけの苦痛を他人に押し付けてやりたい』。
その次の朝、村の人々は全員発狂していたという。
ソウルジェムの色は灰色。衣装は顔を除いて巻かれた包帯の上から赤錆色のマントをはおっている。武器は鋸状の刃を持つ短剣。
固有魔法は『転写』。自らが受けた傷と全く同じ位置に傷を与えることができる(自分の傷はなくならない。例外としてソウルジェムの濁りはそのまま消えてなくなる)。『傷』には生傷のみでなく古傷、トラウマなども含まれている。
……が、魔女はそもそも人型である方が少ないため、殆ど役に立たない。よってこの魔法はもっぱら魔法少女に対して使われることになる。
契約後は町から町へと渡り歩き、おりマギでキリカがやったようにソウルジェムをギリギリまで濁らせて結界を張り、魔法少女を誘い込んでソウルジェムの濁りを押し付けて魔女に変えていた。
大抵の魔法少女は、ソウルジェムの真実を聞いてそのまま魔女化するのだが。
無論QBは麻友に全面的に協力している。
「魔法少女は希望を与える存在のはずなのに、まったくわけがわからないよ。でも君のおかげでエネルギーの回収は中々うまくいっている。ありがとう、麻友」
最終更新:2013年01月16日 00:57