百物語をするようですその1

あらすじ:オリキャラ達が百物語をしているようです。


アリス「……だったんだって!はい、おしまい!」

紅「うわぁ~……怖かった~」

日和「うう……」ガクブル

アリス「じゃ、次ヌシさんの番ね!」

ヌシ「お、私か!では話すぞー」

日和(も、もう帰りたい……)



ヌシ「これは私の知り合いの英国人から聞いたのだがな。奴はアーカムという町で探偵の手伝いをしておって、仕事の帰りに体験した事らしい」

結(……もう嫌な予感しかしないのだが)


ヌシ「真っ暗な路地を一人歩いていると、不意に人影が見えた。時刻は深夜で辺りに人はいない、車通りも疎らな中で、だ。奴は不信に思ったがそのまま素通りしようと歩き出した。そして、だんだんとその人影の容貌が明らかになっていった」

アリス「……」ゴクリ

ヌシ「その人物の外見が……何と言うか、普通の世界にはあり得べからざる異常な姿だった、と奴は言っていた。魚と人間が合わさったような見た目だった、ともな」

透伊(あ、これアカンヤツですわ)


ヌシ「不気味に思った奴は、顔をしかめながら通り過ぎようとした。その魚面は追いかけてはこなかったらしい。だが……」

日和「ま、まだあるんですか……?」ガクガク


ヌシ「その通りにはマンホールがあった。耳を澄ますと、マンホールの中から奇妙な『鳴き声』とも取れる『音』が聞こえたそうだ」

結(まさか……)

ヌシ「その鳴き声はこう聞こえたそうだ。『テケリ・リ!』『テケリ・リ!』と……」

全員「………」

ヌシ「その鳴き声が止んだのち、気配を感じた奴は顔を上げた……すると



先程の者と同じ魚面が周りを囲んでいた!!!!」クワッ


日和「きゃああああああ!!」


ヌシ「これが私の話だなー」

透伊「………」

結「………」

ヌシ「ん?どうしたんだぞー?」

二人「発狂させる気か!!!!」

ヌシ「わはは、SANチェック成功してよかったなー」

 

作者:邪魔イカ

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最終更新:2014年05月20日 00:58