あらすじ:オリキャラ達が百物語をしているようです。
アリス「……だったんだって!はい、おしまい!」
紅「うわぁ~……怖かった~」
日和「うう……」ガクブル
アリス「じゃ、次ヌシさんの番ね!」
ヌシ「お、私か!では話すぞー」
日和(も、もう帰りたい……)
ヌシ「これは私の知り合いの英国人から聞いたのだがな。奴はアーカムという町で探偵の手伝いをしておって、仕事の帰りに体験した事らしい」
結(……もう嫌な予感しかしないのだが)
ヌシ「真っ暗な路地を一人歩いていると、不意に人影が見えた。時刻は深夜で辺りに人はいない、車通りも疎らな中で、だ。奴は不信に思ったがそのまま素通りしようと歩き出した。そして、だんだんとその人影の容貌が明らかになっていった」
アリス「……」ゴクリ
ヌシ「その人物の外見が……何と言うか、普通の世界にはあり得べからざる異常な姿だった、と奴は言っていた。魚と人間が合わさったような見た目だった、ともな」
透伊(あ、これアカンヤツですわ)
ヌシ「不気味に思った奴は、顔をしかめながら通り過ぎようとした。その魚面は追いかけてはこなかったらしい。だが……」
日和「ま、まだあるんですか……?」ガクガク
ヌシ「その通りにはマンホールがあった。耳を澄ますと、マンホールの中から奇妙な『鳴き声』とも取れる『音』が聞こえたそうだ」
結(まさか……)
ヌシ「その鳴き声はこう聞こえたそうだ。『テケリ・リ!』『テケリ・リ!』と……」
全員「………」
ヌシ「その鳴き声が止んだのち、気配を感じた奴は顔を上げた……すると
先程の者と同じ魚面が周りを囲んでいた!!!!」クワッ
日和「きゃああああああ!!」
ヌシ「これが私の話だなー」
透伊「………」
結「………」
ヌシ「ん?どうしたんだぞー?」
二人「発狂させる気か!!!!」
ヌシ「わはは、SANチェック成功してよかったなー」
作者:邪魔イカ