ﾌｪﾝ「夏祭りか…こんな廃墟のド真ん中で」
ｱﾘｽ「祭りと言えば花火！私たち花火師の出番だね！」
ﾌｪﾝ「いや、いつから花火師になったんだ俺たちは」
ｱﾘｽ「腕がなるね！早速準備に取りかかろう！パンプキンファイア」ｺﾞｳｯ
ｱﾘｽ「そしてセントエルモスファイア！」ｺﾞｳｯ
ﾌｪﾝ「こんなに出してどうするんだよ」
ﾌｪﾝ(あぶねぇ…)
ｱﾘｽ「さ、フェンリル！こっちのパンプキンファイアを上空に上げて、この火の玉で爆発させるのだ！」
ﾌｪﾝ「あ？こうか？」ﾋｮｲｯ
チュドーン！！！
ｱﾘｽ「うーん良い花火！」
ﾌｪﾝ(俺の知ってる花火じゃない…)
ｱﾘｽ「でもちょっと火力が足りないかなぁ」
ﾌｪﾝ「これ花火じゃなくて、ただの爆発ってんじゃ…」
ｱﾘｽ「よーし！二発目ゴーッ！」
ﾌｪﾝ「」
チュドーン！！！
ｱﾘｽ「大成功！打ち上げ練習はこんなもんでオッケーだね！」
ﾌｪﾝ「どう見たら成功なんだ…」
ﾌｪﾝ(てか花火か爆発かとかいうより、カボチャだからハロウィンにしか見えない)
ｱﾘｽ「…じゃあフェンリルやってよ」
ﾌｪﾝ「えっ」
ｱﾘｽ「そんなに文句言うならフェンリルがやれば良いじゃん花火！」
ﾌｪﾝ「ファッ！？」
(俺は花火やりたいなんて言ってない！)
ｱﾘｽ「やってよ花火！でっかい花火打ち上げてよ！」
ﾌｪﾝ「無茶言うな！花火に応用できる魔法なんて使えねぇよ！」
ｱﾘｽ「どうせ『ハロウィンにしか見えない』とか思ってるんでしょう！？」ｽﾞｲｯ
ﾌｪﾝ「オオオオモッテナイ」
ﾌｪﾝ(心を読まれた！？)
ｱﾘｽ「絶対思ってるじゃん馬鹿！」ﾎﾟｶﾎﾟｶ
ﾌｪﾝ「馬鹿って言ったな馬鹿って！」ｸﾞｲｸﾞｲ
コケッ
ﾌｪﾝ･ｱﾘｽ「「あ」」
チュドーン！！！
【転んだアリスとフェンリルがパンプキンファイアとセントエルモスファイアに当たり、大爆発】
【本日の花火は中止になりました】
作者:R
