百物語をするようですその2

透伊「んじゃ、次は俺かー」

結「おい、また神話生物ネタは勘弁してくれよ?」

透伊「分かってますよー。じゃ、話しますね」

日和「」ガクガクブルブル

紅「ひ、日和ちゃん大丈夫?」


透伊「んー、じゃあ俺の実体験を一つ。やっぱり怪談話の定番って言ったら人形ものだよなー。俺の研究所にも人形があった訳ね。

んで、俺が夜遅くまで研究室に篭ってると、不意に扉が開いた。研究所には俺しかいないし、メイドちゃんは既に休止モードにしてた」

紅(き、休止モード……?)


透伊「じゃあ誰が扉を開けたのか……簡単な話さ。人形が独りでに動いて、俺の背後に立っていた」

紅「えっ……!?」

透伊「まあその人形ってのが、俺が未完成のままほったらかしてたロボットだったんだけどなー」

紅「な、なーんだ。じゃあロボットが動いただけだったんだねー」

日和「お、脅かさないでください……」

アリス「じゃあ、次は結さんだよー」



透伊(……実はそのロボット、AIも何も積んでない外見だけの本当にただの『人形』だった、ってオチだったんだけど……ま、いっか!)

 

作者:邪魔イカ

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最終更新:2014年05月18日 16:00