ソレイユ「なるほどなあ…ほんなら、俺も一緒にその友達探したるわ!」
日和「え…でも、そんな…悪いですし」
ソレイユ「かまへんかまへん。俺はえーっと…城ヶ崎郁言うんやけど…本名やと慣れへんし、ソレイユとでも呼んでくれたらええわ」
日和「…?わ、わたしは…七宮日和って言います。じゃああの…一緒に紅ちゃんを探してくだ、さい」
ソレイユ「日和ちゃん言うんか、よろしゅうなー。おし、兄ちゃんに任しとき!」
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ソレイユ「あー…紅ちゃん言うたっけ、その子とはぐれてしもた場所わかる?」
日和「あ、えっと…金魚すくいの屋台を見てたら…人混みに紛れてわからなく…」
ソレイユ「金魚すくいの店やな!ほなそこ行ってみよか。はぐれないよに手ぇ繋いどきー」
日和「て、てて手…ですか、手………はい」ギュッ
ソレイユ「さ、行くで」
日和(お…お兄ちゃんがいたら、こんな感じなのかなぁ…)
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ソレイユ「んー…中々見つからへんなあ、お友達」
日和「わ、わたし、お姉さん、なのに。紅ちゃんをひとりにしちゃって…どうしよう…」ズーン
ソレイユ「まあま、そんな気ぃ落とさんでも絶対見つかるて!せやから元気出しいな」ポンポン
日和「はい…すみません、ありがとうございます」
ソレイユ「もしかしたらその子も探し回っとるかもしれへんしな。折角の祭りやし、気分転換に楽しむのもええんちゃうかーっちゅー訳で射的せえへん?」
日和「え、えええ…!?」
作者:まふらー