フェン(なんだコイツ…)
レン「おいでおいで」
【怜はサバ缶を開けて、手を叩いて狼フェンリルを呼ぶ】
フェン(誰だよコイツ、てかなんでサバ缶なんだよ)
レン「おいでー、美味しいよー。
サバ缶嫌いなのかな。私が嫌いだから食べさせようと思ったのに」
フェン(嫌いなのかよ!美味しいんじゃねぇのかよ!)
レン「まぁ良いや、アレに食わそう。アリスの黒猫」
フェン(アリス?アリスの知り合いなのか?)クンクン
レン「おー、寄ってきた寄ってきた、モフモ…」
フェン「」スッ
レン「…」スッ
フェン「」ススッ
怜「なんで避けんのよ!」
フェン(なんで触ろうとすんだよ!)
怜「でっかい犬見つけてテンション上がったのに!触れないじゃない!」
フェン「ガウッ!」(犬じゃねぇよ!)
怜「何怒ってんのよ!」
【狼フェンリルは炎を纏い、人の姿に戻る】
フェン「なんなんだよテメェ!俺は犬じゃねぇぞ!」
怜「犬が人に!?あんた大したドッキリかましてくれるじゃない」
フェン「ドッキリじゃねぇよ!俺に軽々しく触れんな人間!」
怜「なによケチね、心狭っ」
フェン「狭くねぇ!お前がデリカシーねぇだけだろが!」
怜「はっwwwあんたみたいなのがデリカシーなんて言葉www知ってんだwww」
フェン「」ブチィッ
フェン「テメェ…やんのかコラ」イライラ
怜「は?良いけど?」ニヤリ
アリス「フェンリルー!何してんのー?」
ユイ「怜!お前はいつもいつも、一緒に来て勝手に居なくなるのは止めろと言ってるだろ、全く」
フェン「アリス」
レン「結」
レン「勝負はお預けみたいね」
フェン「次会ったら食い殺すかんな」
レン「おおこわいこわい。やれるもんならやってみなさいよ」
フェン「楽しみにしてろ」
【フェンリルと怜の戦いは、アリスと結の登場によりおあずけになった。初対面から最悪な出会いの二人だった】
作者:R