津雲「お!人間だぁー!」
マイカ「えっ?」
津雲「人間だ人間だぁ!こんな所に来るなんて珍しいなー!」
マイカ「あ、あの……」
津雲「オレは嬉しいけどな!ここは伊吹山っていう恐ーい妖怪達がいっぱい住む所なんだぞー!」
ユウ「……失礼だけど、君は?その口振りじゃ人間ではないみたいだけど」
津雲「オレは津雲!ここよりちょっと遠い山に住んでるんだ!」
ユウ「人外なのに随分人間が好きなんだね」
津雲「おう!オレ人間大好き!」
マイカ「……どうして?人間なんて、最低な生き物よ」
津雲「??? 他の妖怪達も同じこと言うなあ。でもオレはそう思わないな!人間は優しいから!」
マイカ「……」
津雲「? どうしたー?」
マイカ「なんでもない……」
作者:邪魔イカ