良い人、悪い人

マイカ「にんげ……ん?違うよね、貴方何者?」

シャル「む?私か?私は魔族だ」

マイカ「魔族……?初めて聞いた。人間じゃないならいいや!」

シャル「ぬしの世界にはいないのか?それと、人間かどうかを気にしているようだが、なぜだ?」

マイカ「私森の中にいたから知らない……人間嫌いだから確認したの。貴方人間好き?」

シャル「ふむ。人か、人は好きだぞ」

マイカ「どうして?人間なんて嫌なやつばっかり」

シャル「そうでもないぞ。魔族の中にもそういう者はいるが、いい者もたくさんいる。人間だってそうだ」

マイカ「……そうかなあ」

シャル「そうだ。ぬしが今まで会ってきた人間は嫌な者ばかりだったかもしれんが、これからもそうだとは限らん」

マイカ「……」

シャル「今すぐ考え方を変えるのは難しいだろう。だが、心の片隅にでも覚えておくといい」

マイカ「……うん。ばいばい、魔族さん」

 

作者:銀

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最終更新:2014年05月21日 21:27