決死の覚悟2

トウカ「どうやら私たちの番みたいです」
カナデ「みたいね」

血まみれの広場を徘徊するエイリアン達。その様子を瓦礫の隙間から見ながら二人はため息をつく。見つかるのも時間の問題だろう。

カナデ「ねえ燈香、あなた本気で能力使ったことある?」
トウカ「無いですよ、だって」
カナデ「死んじゃうんだったわよね、最大出力だと」
トウカ「ええ」

カナデ「私、今まであなたに言ってなかったことがあるんだけど」
トウカ「なんです?」
カナデ「私ね、燈香のことも大好きよ」
トウカ「そうですか。実は私も言ってなかったことがあるんですが」
カナデ「なぁに?」
トウカ「私は、紅も奏も同じだけ好きですよ」
カナデ「ふふ、ありがとう燈香」

トウカ「さて、お互い告白が済んだところで“本気”出してみますか」
カナデ「ええ、出すわ。一匹くらいは仕留めたいわね、命かけるんだから“十二人分”」
トウカ「奏は甘いですね。“十二人分”の命かけるんですから、五匹仕留めましょう」
カナデ「燈香がそんなに熱くなってるの始めてみた…ふふっ!良いわよやってやろうじゃない。昔考えた作戦は覚えてる?」
トウカ「あの作戦ですよね、覚えてます」


トウカ「じゃあ、行きますよ」
カナデ「ええ」

トウカ「いち…」

カナデ「にの…」

トウカ・カナデ「「さん!」」

 

作者:R

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最終更新:2014年05月21日 21:40