マネ『な、何なのこいつら……どんどん沸いてくるじゃない……』
ネル『気持ち悪いよぅ……』
ローパー達は時折、体からガスを吹き出しながら、次々にマンホールから這い出してきた。
ユウ『それに……どうやら沸き出してるのはここだけじゃないみたいだよ?』
少し遠くにあるマンホールも外れ、中から触手が這い出してくるのが見えた。
オニ『おいおいマジかよ……囲まれてやがるぜ……!』
さらに周りをよく見ると、四方八方からローパー達がこちらに迫っていた。
オパール『にゃうにゃうにゃう……』
黒猫はその様子を遠巻きに眺めながら、妖しげな鳴き声を絶え間無く発し続けていた。
作者:パラソル