シン「………」
レイ「……」キョロキョロ
シン「エルフィ、リヴァ」
エルフィ「……皆まで言うな、だわ」
シン「お、俺達が請けた依頼って、迷子の仔犬の保護だったよな!?」
エルフィ「あたしの記憶が正しければそうね……」
シン「じゃあ何で」
レイ「……」カリカリカリ
シン「人間の女の子を渡されるんだ!?いや確かに仔犬っぽいけど!めっちゃ足で首掻いてるけど!!」
リヴァ「ハッ!シンさん、これ見てください!この依頼書!」
シン「依頼書?ちゃんと『仔犬の保護』って書いてるじゃねえか」
リヴァ「ここ見てください。仔犬の後に小さく『のような少女』と書いています!」
シン「…………」
エルフィ「あー……これは……」
リヴァ「やられましたね」
シン「……ち、ち、ちくしょおおおおおおおお!!!!!!」
エルフィ「やっぱり最後に残ってた依頼に飛び付くもんじゃないわね」
シン「いいや……一度請けた仕事はやり通す!それが俺のクラスタ道!!その女の子は俺達で保護するぞ!!」
リヴァ「あ、久々のお仕事で張り切ってますね」
シン「まずは風呂だな!エルフィ頼んだ!」
エルフィ「はあ、はいはい。ほらおいで、お風呂入るわよ……って」
レイ「」フルフルフル
リヴァ「かなーり怯えていますねぇ」
エルフィ「もしかしてお風呂苦手なのかしら?」
シン「犬か本当に!あー、ほらコイツが風呂入れてやるかr」
レイ「ガウッ」
ガブッ
シン「何で俺!!ってぎゃああああああ!!」ガブガブガブ
リヴァ「おやおや」
エルフィ「これは前途多難ね……」
シン「お前ら助けろぉぉおおお!!」
作者:邪魔イカ