紅とマイカの出会い2

紅「待ってよー!」

マイカ「……」テクテク

ユウ『……少しだけでも、話してあげたら?』

マイカ「うっさい!ほっといて」ボソッ

紅「ねぇ、聞こえてる?待って……あ」ズサッ

マイカ「え?」

紅「……(´;ω;`)」グスッ

マイカ「……あーもう!」ダッ

マイカ「転んだくらいで泣かない!ほら、立って」

紅「……ありがと」グスン

マイカ「まったく、これだから人間は……って、何してるの?」

紅「え?その、お礼にと思って……はい、綺麗でしょ?」

マイカ「……その辺の花じゃない」

紅「私、今何も持ってないから……ごめん」

マイカ「……いいよ、綺麗だし……あ、あり、がと」ボソッ

マイカ「も、もう行くから!」

紅「う、うん……」

マイカ「……マイカ!」

紅「え?」

マイカ「私の名前!」

紅「……!私は紅!霧崎紅!また会おうね!」ヒラヒラ



マイカ「……」テクテク

ユウ『……顔真っ赤』ボソッ

マイカ「!?う、うるさい馬鹿、はげ」

ユウ『はげてないし……』

マイカ「いいの!……変な子。こんな花なんかくれるし」

ユウ『……その花、マリーゴールドって言うんだ。花言葉は、友情。まああの子が知ってたかはわからないけど』

マイカ「……ふーん」

ユウ『もっと赤くなった』

マイカ「う、うるさい!」
 

作者:銀

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最終更新:2014年05月22日 16:23