レイラ「うーん、随分外れの方まで歩いてきちゃったなぁ。ちょっと休もうか」
ラフェ「レイラ」クイクイ
レイラ「ん?なあにラフェ」
ラフェ「大きな犬がいる…」
レイラ「本当だ、行ってみようか!」
ラフェ「うん」
ラフェ「寝てるみたい」
レイラ「そうだね、なんでこんなところに?」
ラフェ「レイラ、あれ」クイクイ
レイラ「おお!缶詰がある!折角だから回収して行こう!」コソコソ
ラフェ「…」コソコソ
レイラ「いっぱいある!みんな未開封だし、良いもの見つけたね、ラフェ!」
ラフェ「うん」
ガシャン
レイラ「え?」
フェン「グルルルル…」
レイラ「しまった、逃げ道がない!」
ラフェ「怒ってるみたい…」
レイラ「なんで!?縄張りだったとか!?」
フェン「ウゥ…」
ラフェ「この缶詰、あのこのなのかも…」
レイラ「いや、でも缶切りないと開けられないよこれ」
フェン「ガウッ!!」
レイラ「なっ…これ、あなたのなんですが?」
フェン「グルルルル…ガウッ」
レイラ「何言ってんのか分かんないよー!」
ラフェ「このままじゃ私たち、食べられちゃうかも…」
レイラ「なんと…!こうなったら戦うしか…」チャキッ
アリス「フェンリルー!何して…あ、レイラちゃんとラフェリアちゃんじゃん!何してんの?」
ラフェ「アリス…」
レイラ「え、アリスちゃん?なんで?
そちらの大きなワンちゃんは、アリスちゃんの飼い犬?」
フェン「ガウッ!!」
レイラ「なんで牙剥き出しなの!?」ビクッ
アリス「どうどう…え?何言ってんの?このこはフェンリルだよ」ナデナデ
レイラ「フェンリル…え?でも犬じゃなかったよね?」
アリス「フェンリルは狼になれるんだよー」ナデナデ
レイラ「なんだ、そうだったのか…びっくりした。でもなんでそんなに怒ってるの?顔見知りなのに」
フェン「グルルルル…」
アリス「えーそんなこと言わないの」ナデナデ
レイラ・ラフェ(え?なんて言ったの?)
ラフェ「…なんか睨まれてる…」コソッ
レイラ「え?」
アリス「フェンリル、睨んじゃダメだって」グシグシ
レイラ「あ、もしかして缶詰、アリスちゃんの見つけたものだった?」
アリス「え?ううん、私のじゃないよ」
フェン「ガウッ」ジタバタ
アリス「シーッ!良いんだってば!」グイグイ
レイラ「?」
アリス「ね?」ナデナデ
フェン「…」
アリス「じゃあ私たちは行くから、レイラちゃん、ラフェちゃん、またね!よいしょっ」
【フェンリルに乗る】
フェン「…」チラッ
アリス「ほら、行くよフェンリル!」
フェン「…」ダッ
レイラ「行っちゃった…」
ラフェ「レイラ、やっぱりコレって…」
レイラ「うん、譲ってくれたんだね、悪いことしちゃったな」
ラフェ「…」
レイラ「後で返しに行こうか」
ラフェ「うん」コクン
作者:R