魔導都市グランデの五大魔導師

作者:邪魔イカ

【魔導都市グランデ】
魔導師のみで構成されている都市国家。魔導師または魔導学校の生徒以外の人間の立ち入りを完全規制しており、入るには通行証が必要になる。
街のさまざまなものが魔法によって賄われている、豊かな国である。
優れた魔導師には『大魔導師』という称号が与えられ、城で暮らし働くことが出来る。しかしその称号は、世界を滅ぼしかねないほどの魔力を持った人間を監視するために政府によって作られたものである。

【五大魔導師】
『ゼリオス・ヴァン』
身長:192cm 年齢:26歳
現在五人いる大魔導師の筆頭。愛称は「ゼロ」。
強化魔法の使い手であり、人間の限界を大幅に超えた領域にまで肉体を強化できる。
元々は隣国の軍の一兵卒に過ぎなかったが、突然魔力が暴発して魔導の力が顕現。その話を聞いたグランデの王によって連れてこられ大魔導師の一人となった。魔導師だが肉弾戦を得意とする。
性格は寡黙で堅物、冗談が通じない。無表情かしかめっ面がデフォルトで、普通にしてても不機嫌そうに見られる(ちょっと気にしてる)。マエリエルと行動を共にすることが多く、彼のことは「何でこいつは真面目にやらないんだ」とか思ってる。

『マエリエル・アーミティッジ』
年齢:85歳(享年) 身長:165cm
『大魔導師』の称号を持つ魔導師。当代最高の魔導師と言われ、炎や溶岩を操る魔法を使う。
外見は20代ほどだが、実は享年85歳。老人どころか死人である。とうの昔に亡くなっているが、若い頃の身体でなぜか転生。ただし若いのは見た目だけで中身は老人のまま。見た目にそぐわない年寄り口調で話す。身体能力も老人。
老齢なだけあって何事にも動じず、知識も豊富。ただ見た目が若くなったせいかちょっとはっちゃけ気味。女っぽい名前と背が低いのがコンプレックス。
孫がいるらしく、かなりのジジ馬鹿。
ゼロと行動を共にすることが多く、彼のことは「堅物じゃのう」とか思ってる。

『ブーリ・アウズフムラ』
年齢:19歳 身長:160cm
『大魔導師』の称号を持つ女魔導師。
普段の凛とした態度と氷の魔法を使うことから、氷から生まれたように冷たい「氷生神(ひょうせいしん)」という二つ名で呼ばれている。
前述の通り、普段は凛とした態度を取り周囲からは冷たい人間だと思われている。が、それは演技であり実際はかなり小心者というかポジティブ系卑屈というか。このような演技をしているのも、「若輩で未熟者な自分のために『大魔導師』という称号に泥を塗ることがないように」という理由。一人称は普段は「私」。本当は「あたし」。

『コレー・ハーディス』
身長:172cm 年齢:22歳
大魔導師の一人。風の魔法を得意とし、風を自在に吹かせることやその場に留まらせることすらできる。また、戦闘よりも治癒や補助の技に長け、「最強の補助役(笑)」と呼ばれている。
性格は勤勉で真面目。しかしゼロとは真面目の種類が違う(ゼロは真面目すぎる故にたまにボケに走るのに対し、こいつは完全ツッコミの苦労人)。記憶力が異常によく、一度見たものを完全に記憶できる。ヘイズルーンからはいい玩具にされている。

『ヘイズルーン』
身長:140cm 年齢:?
大魔導師の一人。見た目や言動は10歳ほどの幼女だが、実際はブーリより二回りも年上らしい。
変化の魔法を得意とする。この変化魔法は「魔法でその姿に見せている」わけではなく、魔法によって「自身の身体そのもの」を「変化対象に」変化させている。つまり声や質感なんかもそっくりそのままになれる。
性格は見た目のままで幼く無邪気。たまに幼女らしからぬ発言をすることも。人をからかうのが好きで、特にコレーがお気に入りらしい。

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最終更新:2014年05月26日 14:41