作者:邪魔イカ
透伊「……眠い………」
結「え」
ヌシ「何?」
透伊「んー……眠いー……」
結「なっ、ちょ、ちょっと待て!ヌシ、布団だ!!」
ヌシ「あーらほーらさっさーい!」バサッ
透伊「…………」スヤスヤ
譲「………何事?」
ヌシ「あ、ジョー!!」
譲「ゆずるだっつの。何してんですか?そんなに慌てて」
ヌシ「透伊が眠いと言うから、布団を用意したんだぞ!」
ロイド「ほう。随分と甘やかすのであるな」
結「いや、これには理由があってな……」
アリス「理由?」
結「透伊が研究の中で成長抑制剤を作り、服用しているのは知っているだろう?その薬の副作用で、透伊は殆ど眠れない身体になっている」
譲「不眠症ってヤツか」
アリス「あ、そういえば初めて会ったとき
『タイプはかくとう又はあく、特性はふみんです!(キリッ)』
って言ってたような」
譲「ポ◯モンかよ」
ロイド「しかし、今はぐっすり眠っているようだが」
結「人間は疲れると眠くなるだろう?透伊は疲れの許容範囲を無理矢理広げた様なものだ」
譲「つまり?」
結「透伊が眠気を訴えるということは、心身に疲労が極限まで溜まっているということだ」
アリス「だからあんなに焦ってたんだね」
結「あまり無理はさせたくないからな」