作者:邪魔イカ
譲「ずっと気になってたんだけど、何で不老不死の研究なんてしてんの?」
透伊「不老不死は古来から人間が追い求めていながら、一度たりとも成し得たことのない『謎』だからさ!かの有名な秦の始皇帝も、不老不死の妙薬を求めて兵を派遣したと言われているし」
譲「まぁ、マンガとかじゃ悪役が不死の体とかよく求めてるしな。不老不死ってやっぱ良いもんなの?」
透伊「んー………俺も長く生きてきたつもりだけど、あんまり良いとは言えないかなぁ。だって、俺は姿も形も変わらないのに………」
譲「あ…………」
譲(そうか………この人は姿も形も変わらないけど、周りは違うもんな………)
透伊「俺は姿も形も変わらないのに………………
戸籍は変えなくちゃいけないんだから」
譲「………………………は?」
透伊「いや、まぁね。流石に〈自主規制〉歳の人間が生きてる訳ないだろ!!って感じだからさ。仕方ないのは分かってるんだよ。でも戸籍変えるまでがクソ面倒くさくてうんぬんかんぬん………」
譲「……………」
透伊「あ、そーいや今の戸籍だと俺もう61になるじゃん。後2、3年でまた変えなくちゃな~」
譲「」