作者:まふらー
ある日のこと。下着ドロ太はふと思いました。
ドロ太(最近下着を盗む回数が減ってしまっているような気がする…)
ドロ太(このままでは下着ドロ太の名がすたる…!)
ドロ太「…この際誰のでも良い、盗まなくては」
こうして予告状は作られ、それは"下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる"とばかりに多くの女性へと届けられました。
アリス「ま、またなの!?ほんと懲りないなコイツ」
紅「何度来たってやっつけちゃうんだから!」
怜「変態殺す」
ポリシア「下着ドロボーだかなんだか知りませんが迷惑甚だしいですね」
千登世「ポリシアちゃん、下着ドロボーじゃなくて下着ドロ太、ね。いくら何でも間違えたら可哀相よ?」
サクラ「私の下着を捧げるのならば、相手は大塚しか有り得ません」
更紗「こっ…こんなの、許す筈が無いじゃないですか!」
志苑「わー、みんな殺気立ってるなぁ」
日和「」
透伊「結さんは俺が守りますから!」
結「馬鹿、お前も狙われているんだぞ!?」
フェンリル「なんだコイツ…変態か」
レイチェル「ふ、ふふ…どうやら死にたいようね」
茜「なんかよく分からんが…喧嘩ならかかって来い、相手してやるよ」ニィ
それぞれが思い思いの反応を見せる中、ついに犯行当日がやって来ました。
ドロ太「」
ドロ太(全員揃っている…だと)
なんと、この日ばかりは敵も味方も関係無く、女性達は一致団結していました。
ドロ太(しかしここで怯む訳にはいかない…)
ドロ太(下着ドロ太の名にかけて、この苦境を乗り越える!そして下着を勝ち取ってみせる…!)
ドロ太「おおおおお!!」
そして数日後、火傷やら切り傷やらですっかりボロボロになった下着ドロ太の姿が目撃されましたとさ。
おしまい