~チョコを配ろう!邪魔イカ家編~

作者:まふらー

 

日和「あああのこれ…!さ、更紗ちゃんと一緒に作ったんです…」
中主「…?私にかー?」
日和「は、はい…あっでも、透伊さんと結さんにもちゃんとあって…!」


透伊「何ですかねこの空気。そして後方で見守ってる二人は一体…」
結「突っ込んでやるな…」

更紗「…ええと。思いっきりテンパってますけど…どうして一人で行かせたんですか」
七瀬「それはもちろん、面白いから」ニコッ
更紗「うわあ…すごく嫌な笑顔です」
七瀬「…あ、日和ちゃん泣きそう」
更紗「えっ…ちょっと、行きますよ!」

日和「…それで、私一人なのは…な、なな、七瀬、くんが…っ」グス
七瀬「はいはい、もうそれ以上はいいから落ち着いてよ。僕が泣かせたみたいじゃないか」

更紗「いきなりこんな事にしちゃってすみません…本当はただチョコレートを渡しに来ただけなんですけど…」
透伊「いやあー…少しびっくりしたけど大丈夫大丈夫」
結(微かに同じ匂いが…)

更紗「それでですね、透伊さんと結さんの分はこちらにあります。あ、中身はヌシさんに渡した物と同じですので」
透伊「やった!女の子達からのチョコレート!」
結「わざわざすまないな。ありがたく頂こう」
更紗「いえ…日和さん、少しは落ち着きましたか?」
日和「…み、見苦しい所を見せてしまってすみません…」

中主(…私の存在忘れられてないか?)

透伊「ん、ところできみは?」
七瀬「ああ、僕ですか?ただの付き添いですよ。まあ誰かから貰おうかという考えもあるけど」
更紗「そっちが本心では…」
七瀬「やだなあ、君達二人を心配してるのに」
日和「え、そうなの…?あ、ありがとう…七瀬くん」
七瀬「うんうん、良い子良い子。更紗ももっと素直になってよ」
更紗「ふざけないでください。結さん達が困ってしまいますでしょう」


中主「てっきり忘れられているのかと思ったぞ」
結「な、仲が良いのだな…」


更紗「ほら、困ってるじゃないですか!」
七瀬「そうかな?まあいいじゃない」
日和「お、お騒がせしてすみません…」ペコリ

透伊「はは、気にしてないよ。二人共チョコありがとねー」

七瀬「あれ、僕結局貰ってな…」
更紗「次に行きますよ」
日和「あ、えと…失礼しました…」
 

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最終更新:2014年05月29日 02:56