作者:邪魔イカ
フェンリルとアリスのデートを見届けてクールに去った透伊は、そこら辺をぶらぶら歩いていた。
更紗「あっ、透伊さん良いところに……!」
透伊「んー?どうしたんだい」
更紗「すみません急に……あの、この子が離れてくれなくて……」
痴女「さらさー」ギュウウ
透伊「えっ、離れたいの?」
更紗「えっ」
透伊「えっ」
更紗「なにそれこわい……ではなく!このままでは身動きが取れなくて」
透伊「可愛い女の子がくっついてくるなら身動きなんか取れなくてもいいんじゃないかなーって」
更紗「大丈夫ですか透伊さん」
透伊「最近俺のキャラブレブレな気がする。」
(ごめんなさい)
更紗「何か聞こえました?」
透伊「気のせいだよ。」
痴女「さらさ、この人だれ?」
更紗「この人は透伊さんです」
透伊「どうも透伊です」
痴女「悪い人?」
更紗「そんな事はありませんよ!ね、透伊さん」
透伊「えっ…………お、おう……」
ギャグでも「うん、悪人なんかじゃないよ!」と言えない自分は既に色んな物が終わってるんじゃないか。
純粋な二人を目の前にふとそう思う透伊だった。