りゅうおうのおしごと!
作者 |
白鳥士郎 |
イラスト |
しらび |
レーベル |
GA文庫 |
分類 |
禁止図書 |
巻数 |
13巻(刊行中) |
ジャンル |
将棋 |
「二人一緒なら、どこへでも行けた。」
登場する幼馴染
空銀子(そら ぎんこ)
年齢 |
14歳(年下) ※作中で15歳に |
幼馴染タイプ |
ずっと一緒系 |
属性 |
年下の姉、ツンデレ、病弱、貧乳 |
出会った時期 |
4歳の時 |
主人公である八一の姉弟子(八一より2歳年下だが、内弟子になるのが2週間早かったため姉弟子となる)
銀髪碧眼で非常に恵まれた容姿を持ち、常にカチューシャと雪の結晶を模した髪飾りを付けている。
二歳で将棋のルールを完璧に把握していたという天才児。
四歳の時に清滝鋼介に指導対局で負けてから復讐心で一門入りした過去を持つ。
「浪速の白雪姫」の異名を持つ歴代最強の女性将棋指し。
最年少小学生名人、最年少女流タイトル獲得、史上初奨励会女性三段といった数々の輝かしい記録を持つ将棋界のアイドル。
その人気は羽生名人と並び、将棋界の至宝と呼ばれるほど。
八一と対等な場所で戦うためにプロ棋士を目指しているが、女性としては歴代最強格ながらも、(男性も含む)プロ棋士には及ばない実力であると自覚しており、 出会ったときは自分より弱かった八一に実力を追い抜かれたことも相まって、コンプレックスが非常に強い(作者に自己肯定感ゼロと言われるほど)。
自分には見えないものが見えている八一含む才能のある人物をやっかみと羨望などを込めて「将棋星人」、自分のことを将棋の星を見上げて憧れているただの「地球人」と称する。
性格は人見知りで非常に負けん気が強く、勝気で頑固と見た目に反して感情の起伏が激しい。
八一に対して非常に強い好意を持っているが、その振る舞いはワガママで横暴で素直になれないお姫様そのもの。
挙げ句非常に嫉妬深く、小学一年生の頃から八一に近づく悪い虫を将棋で説得し、排除し続けてきた。
無論、八一の弟子となった小学生のあいちゃんズとは犬猿の仲である。
幼少期より、どこへ行くにも(小学校への登校にも)八一と手を繋いで行動していたためか、二人きりになるとよく手を繋ぐことを要求する。
冒頭の文はそうして手を繋いだシーンで頻出するフレーズである。
なお、作中で八一との関係を幼馴染と表現されたことは一度もない。
九頭竜 八一(くずりゅう やいち)
年齢:16歳 ※作中で17歳に
6歳で清滝九段の内弟子になり小学三年生の時に小学生名人戦優勝を飾り、史上4人目の中学生棋士としてプロ入り、16歳で竜王位を取得した若き天才。
彼が突然押しかけてきた女子小学生を弟子にしたことから…ではなくおっさんの「オシッコォォォォォォォッ!」という叫びから物語は始まる。
彼の師である清滝九段曰く「将棋を終わらせる(将棋の必勝手順を探し当てる)かもしれない」というほどの逸材で、姉弟子である空銀子からは将棋の星の王子様と称される。
基本的にはお人好しで誰に対しても優しいが、弟子のあいや女子小学生達には特に甘い。
容姿は平凡で服のセンスはダサいと評されているものの、その将棋に対して真摯な人格や棋力などから彼に惚れている女性は多いが、 自己評価の低さや将棋以外にはとことん鈍いところも相まって女心にかなり疎い。
よく女子小学生を引き連れているため「ロリ王」と呼ばれることも。
作中最強格の存在ながら、偉業を達成するたびに調子に乗って失敗することやとある事情も相まって自己評価は非常に低い。
いつまでたっても「クズ竜王」のままとは本人の弁。
幼少期より一緒に過ごしてきた銀子に対しては、彼女の横暴な態度も相まって、常に敬語で、姉弟子と呼ぶなど非常に恐れており、彼女のファンから殺害予告が届く程度の仲である。
エピソード
- 俺達は二人とも幼くて、将棋ばっかりしてたから腕っ節もからっきしだ。
- 二人とも泣き虫で、一人じゃ何もできない弱虫だった。
- けど……二人一緒なら、どこへでも行けた。
- 「タイトルなんて無くなったっていいでしょ!?八一がタイトルを失って、それで離れていくような連中なら最初からいらない!タイトル獲ってから近づいてきた連中なんてみんないなくなればいいっ!!」
- タイトルなんて……いらない?
- 何を言ってるんだこの人は?
- タイトルがあるからこそ、俺と姉弟子が一緒にいても許されるんだろ?そのバランスが崩れたら、こうして一緒にいることすら許されなくなるんだろ?
- 俺が何のために苦労してると思って――
概要
中学生でプロデビューを飾り、史上最年少・16歳で将棋界の最高峰タイトル「竜王」の座を手にした主人公・九頭竜八一。そんな八一に訪れたものは、11連敗と言う大スランプだった。
現状に凹みながら自宅のドアを開けると、正座した小学生女子がいた。絶句する八一に向けて、
「おかえりなさいませ、お師匠さまっ!!」
と叫ぶ少女。雛鶴あいと名乗った9歳の少女の目的は、八一の弟子になることだった…。
なし崩しで始まった、「あい」との奇妙な同居生活。将棋界を舞台に、笑いと涙と「熱さ」の詰まった物語が幕を開ける。「のうりん」の白鳥士郎が贈る、ガチ将棋押しかけ内弟子コメディ!
という皮を被った熱血スポ根将棋ラノベ。
コミカルさもあるが、それ以上に鬼気迫る将棋の対局シーンに加え、将棋の楽しさだけではなく、 「将棋のプロ」としての道を歩む過酷さ、厳しさに重きが置かれているという点も特徴 。
第1巻の表紙を見てもらうとわかると思うが当初はロウきゅーぶと同様にロリ推しの作品であった。
が3巻以降ロリが抑えめになり、キャッチコピーを「女子小学生と将棋」としながら、6巻からの新キャラも男性がほとんどという有様であり 、挙げ句7巻の主役は50を超えたおっさんである。
また、作中登場する棋士のありえないと思えるような変わったエピソードのほとんどには実際の元ネタがある。
馴染み作品としては、ロリに対するJCヒロインというどうみても当て馬な配置であり、スレの反応は芳しくなかった。
さらに2018年1月からアニメが放映されたが、姉弟子の描写は尽くカットされ、放映終了後に至ってはわかりやすい敗北者として各所でネタにされる始末。
だがそれでも、一部の諦めの悪い馬鹿ナジミストは屈しなどしなかった!
彼らが望んだ夢の先は…
最終更新:2020年09月03日 21:06