俺「そんで…明日、ヨーダと遊ぶんだよね?」
幼「ダメ?」
俺「別に良いけど…」
幼「別に良いけど?」
俺「別に良いけど…キスマーク付ける」
幼「えっ、恥ずかしいからやだ」
俺「うう…」
幼「情けない顔するなよ」
俺「ねえ、ヨーダに告白されたらどうする?」
幼「どうもしないよ、今お前と付き合ってるからって言う」
俺「うん…そうだよね…」
幼「どうしたんだよwww変だぞwww」
俺「俺のこと好き?」
幼「なにそれwww」
俺「嫌い?」
幼「嫌いだよwww」
俺「ふぇ…」
幼「ちょwwwウソウソwww好きだよwww」
俺「みお…なんで僕と付き合ってくれてるの?
あんなこと言ったのに…」
幼「僕ってwww」
俺「みお…」
幼「お互い好きだから付き合ってるんじゃない?」
俺「好きだよ…大好き…」
幼「痛いってwww」
俺「あ、ごめん…」
幼「よしよし…」
俺「ぐす…」
幼「…」
俺「大好き…」
幼「さっき聞いたからwww」
俺「大好き、大好き…」
幼「…もう寝ようか」
俺「うん…いっしょに寝る」
◇
自分の心の狭さ、情けなさ、
幼なじみの優しさ…それが涙となって流れ出てしまった。
何歳になっても、女の胸でなら思い切り泣けるのは男の特技の一つだ。
俺が泣き疲れて眠るまで、彼女はずっと頭を撫でてくれていた。
起きたら、幼なじみはいなかった。
◇
どうせ帰っても誰もいないので、俺はゲームセンターに寄って帰った。一万枚以上貯めてあるので期限が切れたら大変だ。
おじさん「おっ、元気だったかい?」
俺「久しぶりです」
お「どうしたのよ?
最近来ないねってみんなで心配してたんだぜ」
俺「ちょっと彼女と同棲始めたもんで、近くのゲーセンで様子見ですよ」
お「ラブラブだね」
俺「いやいや。泣いたり泣かせたりで毎日綱渡りですよ。」
お「そんなもんだよ。
そっちの方は良いゲーセンある?」
俺「いや、あんまりメダル増やせそうなゲーセンはないですね。調整もきつめだしハイエナもきかないし、サービスも少ないんですよね。
これからもこっちに来ると思いますよ」
お「参ったな、ライバル復活か」
俺「みんなで心配してたんじゃないんですか(笑)」
お「それとこれとは別だよ」
俺「シビアですね」
お「ははは」
◇
そして帰宅。
ガチャガチャ
幼「おそーい!」
俺「え、お前早くね?」
幼「何してたの?」
俺「いや、お前が何してたんだよ」
幼「ご飯作ってましたが」
俺「もう?」
幼「お前みたいにぐーたらしません」
俺「ヨーダは?」
幼「行かなかった」
俺「どうして?」
幼「お前が嫌がったから」
俺「別に良いって言ったじゃん」
幼「『別に良いけどやっぱヤダ』ってことじゃないの?」
俺「…うん、そうだけどさ」
幼「でしょ。あとでいじけられても困るしね」
俺「…ありがと」
幼「…で、どこで浮気してきたの?」
俺「痛い」
幼「ご飯食べて来てないでしょうね?」
俺「痛い痛い」
幼「あと龍司倒せないから倒して」
俺「痛い痛い痛い」
最終更新:2009年02月19日 04:16