希望品:『とんぼのめがね』
モチーフ:『薬物』
トンボか……。
トンボは、ヨーロッパでは古くから不吉の象徴と考えられている。魂を抜き出して悪魔の元に連れて行くなどね。
英語では『ドラゴンフライ』と言うのだが、そもそも向こうではドラゴン――龍も邪悪の化身だ。推して測るべし、といったところかな。
だが一方、東アジアやアメリカ大陸などでは吉兆として捉えられている。
アメリカ先住民の伝承によれば、トンボは魂の導き手だという。
これも魂に関わるところは面白いところだが、その性質は真逆だ。こちらでは救済の側面が強い。
トンボを模ったアクセサリやタトゥーなどを持つ事で、魂を安らかな方向に向かわせるなんて考えられていたようだ。
ところで、日本の童謡にもトンボという歌がある。
これも在りし日の情景を回想するようなノスタルジックな歌だ。大人になって子供の頃を思い出しているのだろうか。
トンボは、始まりと終わりを暗示していると考えてもいいね。
そして、そこで眼鏡なんだが……これを見て何か思わないかい?
判らないか? ……これは、円が二つ。つまりは無限を現しているじゃないか。
トンボが終わりと始まりなら、眼鏡は無限だ。
要するに、『とんぼのめがね』は無限に続く生の象徴と考えてよい筈だ。
さて、と……話が長くなったね。それじゃあ梱包するよ。持ち帰って大事にしてくれたまえ。
能力は薬物と毒物。
弓を持った赤と青のツートンカラーの女性的な人型
スタンドだ。触れたものから『矢』を抜き出す事が出来る。
そして、この『矢』で物体を射る事によって、射られた物体はそれに対しての『抗体』を作る。
『抗体』がある限りそれによって傷付く、或いは肉体的な不利益を被る事はなくなるんだ。
『火で作った矢』に射られれば、『火』によってダメージを負わなくなるし、自動車なら跳ねられても怪我を負わない。
便利だろう? だが『薬』にはもう一つの側面がある。そう、毒物――つまりは『中毒』の元となる事だ。
君は二本目を射込む際に、任意で相手を『中毒』にする事が可能だ。
『中毒』になれば、依存してしまう。
依存とはこの場合は『物理的』に離れられなくなる事だ。これは物理的な耐性を与える『薬』だからね。
依存先は『抗体』の元になった物体――『矢』を抜き出した物体だ。
いわば引力――ただしこれは地球と引き合う月のように紳士的な関係じゃない。
超凄まじい、離れがたい力を持って『中毒』の対象へと引き寄せられる。
尤も、『抗体』がある為その衝突によって『中毒者』自身が傷付く事はないという点には安心して欲しい。
もし、何らかの理由で中毒対象が消滅してしまったら、別の同種の元へと引き寄せられていく。
君が能力を解除しない限り、これは起こり続ける。無限にね。
『ピース・オブ・マイハート』 Piece of My Heart
破壊力:D スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:A 成長性:D
最終更新:2011年12月17日 06:50