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『チェイン・リンク』

希望品:『鬼のパンツ(虎縞の)』
モチーフ:『密と疎』 ミカゼ製

鬼か。
虎柄のパンツを穿いた鬼といえば、日本の鬼だね。
鬼門が丑寅の方角にある事から、牛の角を持ち、虎のパンツを穿いていると考えられているらしいね。
しかしここに鬼のルーツを求める事には異を唱えざるを得ないね。

鬼にはもう一つ有名な――『雷神』としての側面がある事を君も知っているだろう?
元々雷の神として考えていられたのは『蛇』だ。
特に、ミヅチという角の生えた蛇が雨や雷を起こすとする文書がある。

さて、もう一つ……鬼は餓鬼や病鬼など――疫病を流行させるという面もある事は判るだろう?
これら疫病や世の乱れもヘビによって齎されると考えられていた節がある。
三輪山のオオモノヌシ、日本武尊の東征に際し現れた白い蛇などね。

加えて、鬼と鉄とは関係が深い。
だが、蛇も鉄と関係が深いんだ。
鉄の含まれた土壌には蛇が這った様な黒い跡が現れるとされている。
また、鉄の採取方法には山の一角を切り落とし川へと流し、その後に砂金掬いのように鉄を攫うという方法がある。
これは、水に流す事によって鉄と土とを比重で選り分けるものだ。
他に、製鉄には多量の水が必要だった。製鉄業は必然的に水の豊富なところで行われる。
勿論海水じゃない。淡水である必要がある。
また、川部に溜まった泥の中から鉄を取っていたという話だってあるんだ。鉄と川とは切り離せない。
そこで、川の形を思い浮かべて欲しい――ほら、蛇の形だろう? だから蛇は鉄のイメージと強く結びついているんだ。

時代の流れと共にいつの間にか蛇の役割が鬼に変わり、
そうして、鬼の元々持っていた『人食いの異形』に様々な要素が追加されたのではないだろうか。
最初の鬼は、もっと単純なものだった筈だ。

鬼の言葉の起源を招待のわからないものを指す『隠形』に求める人が多いが、僕はそうは思わない。
思うに、あれは『ワニ』が訛ったのではないだろうか。
例えば文献に最初に登場する『鬼』――『出雲国風土記』とだね。ここにこれを裏付ける『人食い』としての鬼がある。
ええっと……持ってくるから待っていてくれ……


『繋がり』を操る能力。全身に鎖を巻きつけた二本の角が生えたスタンド

このスタンドの視界に置いて、物と物との様々な『繋がり』は、鎖として表現される。
『人』と『人』と言った『同じ物同士』の『繋がり』や、『人』を構成する『細胞』の『繋がり』等、
『大きな』物から『小さな』物まで、見ることの出来るものは様々。

スタンドの手で『鎖』を操る事で、この『繋がり』を操作する事が出来る。
『人』と『人』を結ぶ鎖を手繰り寄せ、一箇所に纏めれば、その場所には『人』が集まる。
『人』を構成する『細胞』の鎖を引き離せば、霧のように『細分化』する事になる。

あくまで鎖を手繰り寄せたり、引き離したりするだけであり、
壊したり、繋いだり、太くしたりといったことは出来ない。
『繋がり』のない『人』を集めることは出来ないし、
『細胞』の『繋がり』を広くしてもそれは『人』のままである。

『チェイン・リンク』 Chain Link
パワー:A スピード:A   射程距離:E(∞)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:C

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最終更新:2011年12月17日 06:54
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