ドキュメント


ドキュメント
  • 01.内部通告者
  • 02.Project Walrider Patient Status Report for William Hope
  • 03.差し押さえ令状
  • 04.ウォルライダー計画、クリス・ウォーカーの患者状態報告書
  • 05.ウォルライダー計画の利益性報告書
  • 06.MKウルトラCIA催眠殺人事件
  • 07.マーティン神父、フィンガー・ペインター
  • 08.パージゲートのメンテナンスに関するメモ
  • 09.Dr. Wernicke Death Certificate
  • 10.Dr. Wernicke Obituary
  • 11.The Gospel of Sand
  • 12.Still Bleeding
  • 13.ウォルライダー計画の原価報告書
  • 14.異動願
  • 15.被害妄想
  • 16.精神病理学的近接ストレス障害に関するパンフレット
  • 17.MKウルトラ計画より引用
  • 18.Our Own Personal Calvary
  • 19.ウォルライダーと悪夢
  • 20.プロジェクト・ペーパークリップより引用
  • 21.バラ農園の約束
  • 22.ビリーの夢
  • 23.精神の崩壊
  • 24.壊死性筋膜炎
  • 25.ユダの福音書
  • 26.知恵の誇り
  • 27.Variant Postmortem
  • 28.Gods And Monsters
  • 29.形態形成エンジン室の注意事項
  • 30.現代のプロメテウス
  • 31.開始許可



  • 01.内部通告者
2013年9月17日
差出人:10260110756@mutemail.com
宛先:milesupshur@gmail.com
件名:情報/マーコフ精神医療システムズでの違法行為

あなたは私のことを知りません。手短に伝える必要があります。監視されているかもしれないからです。

2週間にわたってマウントマッシブ精神病院でマーコフ精神医療システムズの施設のソフトウェアを調査しました。たった今、あらゆる機密保持契約を破っていることになりますが、冗談抜きで奴らをやっつけなければ。

恐ろしいことがそこでは起こっているのです。理解できない。自分が見たことが真実なのか半信半疑です。医師たちは山の中で待ち受けているものを見つけて、ドリームセラピーに深入りし過ぎたと話していました。人々を痛めつけて、マーコフ社は金を稼いでいたのです。

この事実を暴露すべきです。


  • 03.差し押さえ令状

マーコフ社。米国オフィス
差し押さえ令状 事件番号:294758104

発作について:
マウントマッシブ精神医療センター
マーコフ精神医療システムズ
マウントマッシブ自然保護区域
田舎道112

十分な根拠を持つマーコフ・ハードライン・セキュリティ(M.H.S)担当社が取締役会の前に宣誓供述書を作成:
環境汚染の切迫した危険がある精神医療センターの壊滅的なセキュリティ障害

宣誓供述書と供述書ではM.H.S.側の緊急対策が必要な十分な証拠が立証されており、この令状の発布で行動が制限されることについて納得した。

本書により、貴殿はM.H.S.側の全施設への完全なアクセスを与え、その代理人に対して全ての権限を引き渡す必要がある。このドキュメントを受領すると、その責任にかかわらず、マーコフ社に対する告訴を取り下げ、M.H.S.の訴訟や訴訟を必要とした状況に対する従属物をすべて引き渡すこととなる(生存している親族も対象)。






  • 04.ウォルライダー計画、クリス・ウォーカーの患者状態報告書

マーコフ精神医療システムズ
ウォルライダー計画
コロラド州マウントマッシブ
症例番号:136
患者のイニシャル:CLW「ウォーカー」
診察日:2013年5月28日
初回診察日:2011年1月28日
年齢:32歳
性別:男
主治医:ルドルフ・ウェルニッケ医師(記録;ウォルシュ医師)

治療状態:

形態形成起動活動は約2000ppmで頭打ちになった。ホルモンスケジュールのステージ3を超えると危険。

診断:

肺活量測定により軽度から中度の気管支蓄積を認める。MRIスキャンにより、患者自身が報告した夢との同一性を確認。

面談メモ:
ウォーカーは自傷行為を行ったため、拘束下で面談を受けた。彼の巨体に適応するために拘束具を改造しなければならなかった。

広範囲にわたる皮膚の発疹は形態形成エンジンの細胞活動の失敗と一致する。
おでこの皮膚がはがれてきて、ちゃんと前が見えないと訴えており、幼い頃に見たムカシトカゲのような頭頂眼があるようだ。皮膚に対して不快感を強く示す。特に唇と鼻の周り。専属の用務係に対しては今後自傷行為に気を付けるようアドバイスすべき。

アフガニスタンにいたころに受けた心の傷が、M.E.プロセスの進行を遅らせているようだ。
治療によって増幅された著しい脅迫観念は、軍事セキュリティプロトコルの躁病的誇張表現である。化学的および物理的な拘束の継続を強く進める。

  • 05.ウォルライダー計画の利益性報告書
差出人:ヘレン・グラナット
宛先:group8416@murkoffcorp.lu
件名ウォルライダー計画の現場査察


拝啓

詳細な報告は一先ず置いておき、マーコフ社の一部にて今すぐ措置を講じる必要はありません。ウォルライダー計画の潜在的な利益はまだ相当あります。

証拠を正確に管理すれば、4名の死亡者には曖昧なデータが十分あるため、訴訟を無効にすることができます。ウォルライダー計画には危険な構想がまだ残っており、今後さらに犠牲者が出ることは確実だと思われます。ただ、それ以外と同じように、患者に感心を抱いている家族や政府が法的措置を取る可能性はほとんどありません。患者間の暴力は、形態形成エンジン療法が動作モデルの製造段階に近づくにつれ多くなりますが、物理的拘束と科学的拘束を組み合わせたところ十分な効果が表れ、引き続き管理を行い利益を得られるようになりました。

敬具
マーコフ社法務緩和部
ヘレン・グラナット

  • 06.MKウルトラCIA催眠殺人事件

MKウルトラ計画、CIA文書番号190691、1ページ引用

宛先:ファイル
件名:催眠実験と研究、1954年2月10日

1954年2月10日水曜日 コロラド州にあるマウントマッシブ施設の第13棟で催眠実験と研究が、次の被験者を使用して継続されていました。

<要約>

1.前夜の後催眠(指を立てると眠る)が行われた。さらに暗示をかけることなく、ミス・ジャクソンとミス・ピアスはすぐに深い催眠状態に陥りました。その後、何でも自由に使ってどんな方法でも構わないからミス・ジャクソンを起こすようにミス・ピアスに指示を出して(事前に一応ピストルの恐ろしさを説明済み)、起こすのを失敗すると、ミス・ピアスは近くにあったピストルを手に取り、ミス・ジャクソンに発砲しました。起こすのを失敗した場合に、迷うこと無くジャクソンを「殺す」くらい激高しても構わないとピアスに指示を出しておきました。

2.ミス・ピアスは、ジャクソンに向けて銃(弾を抜いてある空気銃)を発砲し、深い眠りに入るという暗示を文字通り実行しました。適切な暗示が行われた後、2人は目を覚ますと、一連の出来事は全く記憶にないと話していました。ミス・ピアスは、(覚醒時に)手に取ったり、オペレーターから受け取ることを拒否したピストルを再び握りました。先に説明した一連の出来事を、彼女は断固として否定しました。


  • 07.マーティン神父、フィンガー・ペインター
差出人:n.wolfram@murkoffcorp.us.com
宛先:h.granat@murkoffcorp.us.com
件名:患者のアートプログラム/患者マーティン・アルシャンボー「神父」

ヘレンー

アートプログラムがキャンセルになったことをお伝えするために、ツァイヒナー医師より
連絡先を聞きました。私の患者であるマーティン・アルシャンボーは、自身が行っているフィンガー・ペインティングにより治療において素晴らしい進歩を遂げています。アートプログラムをキャンセルした週だけ、ある「より高い使命」に関する統合失調性アサーションが著しく見られました。どうかマーティンにフィンガー・ペイントをさせてください。絵の具のために節約している数ドルは、クロ座便にかかる費用よりも多いのです。マーコフ社が患者をさらに現実から隔離したいと考えていないのであれば、ここで行われていることの道理を私は理解できません。

アドバイスをお願いします。

ニール・ウルフラム医師

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最終更新:2014年05月14日 13:51
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