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認知症について
① 認知症?
誰でも歳をとるにつれ、だんだんと足腰が弱くなったり、皮膚がしわだらけになったりするものです。同じように記憶力が弱くなったり、考える力が衰えたりします。「認知症」はアタマのはたらきに障害が出るため、これまでできていたことがだんだんとできなくなってしまう病気です。物忘れが目立つようになった、同じようなことを繰り返して言う、薬の管理ができなくなった、ささいなことで怒りっぽくなったなど家族が「あれ、おかしいな」と思った場合、認知症の早期の症状かもしれません。出来るだけ早く医療機関を受診して相談してみましょう。
認知症は決して稀な病気ではありません。現在、認知症といわれる人たちは170万人に及ぶといわれており、その数は年々増しています。2020年には約300万人に達すると言われています。このことは、認知症の問題が単に病気を持った人やその家族に留まるだけではなく、もはや社会的な問題であることを示しています。私たちは、みなさんがそれぞれに悩みを抱え込むのではなく、医療や介護をはじめとした社会資源をうまく利用されることでより快適に生活されるようお手伝いをしたいと考えています。
②認知症の診断
認知症の診断は症状の経過を知ることが大切であると言われています。本人の訴えのみでは分かりにくい場合も多く、家族の方から得られる情報が有用になることも少なくありません。いつからどのような症状が出始めたのかは診断のために非常に重要です。
期症状に多いものとして、「同じことを言ったり聞いたりする」「ものの名前が出てこなくなった」「置き忘れやしまい忘れが目立つ」「以前あった興味関心が薄れてきた」などがあげられます。早期に対応することで症状の進行を遅らせたり、適切な対応を取ることが可能になります。「あれ、おかしいな」と思ったらできるだけ早くに医療機関を受診し、相談してみましょう。
③治療
病気がまだ進んでいない患者さんの場合、認知症の進行を遅らせる薬(塩酸ドネペジル)が効果的なことがあります。また不穏やせん妄といった症状をコントロールするために薬が処方されることもあります。しかしながら、これらの薬が根本的な治療になることはなく、結局はうまく病気と付き合っていくことが重要になります。
最も効果的なことは、患者さんの生活環境の整備を最大限行うことです。患者さんはこれまでできていたことがだんだんとできなくなってしまいますが、家族や周りの人たちは、患者さんが「何ができて何ができなくなってしまっているのか」を把握し、できなくなってしまったことをサポートするようにしてあげて下さい。また家族や周りの人たちが「認知症」という病気について理解されることは非常に重要なことです。「完璧さ」を求め過ぎないことも、うまく介護を続けていくコツかもしれません。
④医師の受診が必要なとき
⑤情報サイト
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認知症の人たちを看護する家族の方々へ
家族に「物忘れ」が目立つようになったり、病状が進行して、これまでのおじいちゃん、おばあちゃんではないような行動が見られるようになったりと、認知症の症状に大変戸惑っておられるかもしれません。このパンフレットはそのような認知症の人たちを看護する家族の方々のために作られたものです。何かお役に立つことができれば幸いです。
認知症は、物ごとをすっかりと忘れてしまったり、うまく考えたり判断することができなくなったり、その人らしさを失っていく進行性の病気です。非常に残念ですが、現在のところ、一部の認知症以外はいい治療法が見つかっていません。そのような人たちと家族がうまく生活を送ることができるためにはいくつかのポイントをご紹介します。
④よくある質問
「もの捕られ妄想」「食事を食べていない」など困った症状に対する対処法?
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