舞耶にも人生の夢がある、将来なりたいものがある。
死んでしまったら終わり、生きていれば、いつか夢を掴む。
だから達哉たちは、「仮面党との大切な記憶」よりも「舞耶の人生の夢」を選んだ
しかしこれは同時に、達哉たちの贖罪でもあり。
罪と罰は、皆ハッピーだからめでたしめでたしではなく、ちゃんとキャラに責任を負わせる。
舞耶を殺す原因を作ったのは、ある意味舞耶の父と元祖仮面党。
リセットされたはずの向こう側でも父は死んだままだったので、それも裏返すと父に対しての複雑な感情を匂わせる。
舞耶は誰よりも忘れられることを恐れていた。
「死んだ女より もっと哀れなのは 忘れられた女」彼女は良くマリー・ローランサンのこの詩を口にした。
しかし、10年前の舞耶は皆に忘れられた、死んではいなかったけど皆が認識していたお姉ちゃんである舞耶は死んだ
再会した時、舞耶は皆のお姉ちゃんではなく
天野舞耶として生きてました
前向きに振る舞う舞耶ですが、アラヤで忘れられていたことを知り本当は傷付いていたのかもしれない
だからシャドウに「お前は、死にたがってたはずでは…」と言われた
そしてシバルバーでの回想で「やっぱり私は父に捨てられた」と認識し、考える事が現実になるシバルバーで本当に「死んだ女」となった。
年下ばかりの罪では、舞耶には荷が重すぎる。皆「お姉ちゃん」という役を彼女に押しつける、女神扱いしてる
しかしまさに「他人を励ますことはできても、自分を励ますことは難しい」
「みんな強くなったわね、これなら私がいなくなっても…」という台詞から、彼女はもう「お姉ちゃん」を演じるのは疲れた。
皆は舞耶を忘れられるほど強くはない。でも、舞耶を助けるためにリセットを決意するのは強いと思いました
これは舞耶への贖罪でもあり、もちろんこれはタイトル通り「天真な罪」
罪の記憶に執着することは、ある意味彼らの決意を無駄にすること、贖罪から逃避すること。
だから今度の舞耶の人生は、他の誰かのために生きるんではなく、舞耶のための人生を生きてる、
彼女は、仮面党から解放された、「お姉ちゃん」という仮面から解放された。
リセットの際にただ一人死んでいたため「あるべき自分」を描けなかった事もあるのだが。
だから罰のエンディングの舞耶は、すごく自然体に見える。
今度の彼女の人生を決めるのは彼女自身なのだから。リセットは出来ないけど、変わることは出来る。
最終更新:2013年10月28日 17:56