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TRPGは多人数で遊ぶ社交性と創造性のある楽しいゲームです
TRPGとは何なのかまずそれを知りましょう

このページではTRPGを楽しく遊ぶためにTRPGというものを解りやすく解説します


―TRPGの簡単な説明と流れ

TRPGとはテーブルトーク(テーブルトップ)・ロールプレイング・ゲームの略称です
TRPGは卓上で遊ぶボードゲームの親戚で、3~8人の参加者が集まり役割分担して会話ですすめて遊びます
参加者(英語でプレイヤー(PL)と呼ばれる)の内一人はゲームマスター(GM)と呼ばれる進行兼審判役になります
まず各プレイヤーはゲームシステムのルールに従い自分の分身たるキャラクター(PC)を作り操作します
ゲームマスターはシナリオ(アドベンチャー)と呼ばれる目的と障害を用意し、必要な情報をPLに与えていきます
PL達はその与えられた情報をもとに協力して障害を乗り越え、用意された目的を達成してゲームクリアとなります

ゲームの流れは、まずGMが情報をプレイヤーに与え、それに対して各プレイヤーがやりたい行動を宣言します
その宣言をもとにゲームマスターがその成否を判定して各プレイヤーに返していきます
プレイヤーのキャラクターの行動がうまくいくか判断がつかない場合は主にダイス(サイコロ)を使って成否の判定を行います
ゲームマスターはゲームシステムのルールに従いプレイヤーの成否を判断してその結果をプレイヤーに伝えます
この一連の流れを繰り返し用意されたシナリオ目的を達成するか、失敗するまで続けます―

以下は詳しい説明となります


ゲームマスターとプレイヤー

ゲームマスター(GM)の詳しい説明については、上記リンクを参照してください
ゲームマスターはゲームによって呼称が変わることがあります
(ダンジョンマスター、キーパー、ルーラー、ストーリーテラー、レフリー、デビルマスターなど)
プレイヤー(PL)はTRPGでプレイヤーキャラクター(PC)を操作する参加者のことです

ゲーム

ゲームの本質はリスクを冒してリターンを得ることにあります
つまり冒険して報酬を得ることが目的です
ゲームの楽しみは「問題を解決するための行動を考える」
リスクリターンの選択と決断の連続といえるでしょう
特にTRPGはこの行動と選択肢があなたが思いつく限りあるのですから
コンピューターゲームの決まりきった選択肢なんかメじゃないのです!

―ロールプレイング(RP/役割分担)

role 役割、任務、役目 playing ~をする ~をして楽しむ ~を演ずる
役割演技などと訳される言葉ですが
分かり難くなるのでここでは役割分担(役割を果たす)と訳します
RPの目的は役割を通しての疑似体験にあります

役割演技が完全に誤訳、間違いという訳ではないのですが
役割と演技の比重を間違えると大変困ったことになるのです
それについては後述します

―ロールプレイと演技はあんまり関係ない

TRPGでいう役割とはゲームシステムから求められる社会的役割です
各プレイヤーはゲームシステム(社会)が求める社会的(ゲーム的)役割を分担してプレイすることになります
戦士なら壁役の役割、僧侶で回復係なら僧侶がとるであろう行動を再現しなければなりません
この場合この僧侶の資質や性格の個人的な演技は特に必要としませんが、

雰囲気作りに必要ならば参加者の了承を得てゲームシステムが求める性格を演じましょう
これにより擬似世界(社会)で普段体験できないできごとを疑似体験して楽しむことができます
つまりTRPGにおける演技とは与えられた役割をより楽しむために行う手段(味付け)であるということです
演技が苦手な人はやらなくていいし、無理にしなくてもTRPGは十分遊べるゲームなんです

「まず役割分担を決めるぞ、俺壁役の戦士な」  「じゃあ、俺は回復と交渉にまわるよ」
「俺はカッコよく戦う美少女がやりたい!いくわよ!」  「まず役割っつってんだろーが!後キモイからやめろ…やめろ」


―ゲームコンセプトの共有

上記のことが理解できたらやりたいゲームのシステムを選びましょう
RPGにおけるシステムはそのゲームのコンセプトに合わせたワールド(世界観)を再現するための道具です
システムには一つのコンセプトを表現するために作られた専用システムと
様々なコンセプトが表現できるであろう汎用システムとの二つに分けられます
貴方が求めるコンセプト(ジャンルともいう)を選んで遊びましょう

ここでいうコンセプトとは、ゲームクリエイター(製作者)がプレイヤーに提供したい遊び方のことです

異世界で冒険者として活躍したいならソード・ワールド(S.W/ヒロイックファンタジー)
宇宙的恐怖を体験したいならクトゥルフの呼び声(CoC/バーチャルホラー)
などなどそれぞれのコンセプトにあったロールプレイを楽しみましょう―

しかしこのコンセプトの解釈をゲームマスターやプレイヤーが間違えたり勝手に変更すると大変なことになります
(TRPGのルールブックには、このコンセプトが簡潔かつ明確になっていないものも多いので困る事もありますが―)
クトゥルフのコンセプト(ホラーの疑似体験)にプレイヤーがヒロイックファンタジーを求めてしまった場合
ゲームマスターは想定していたプレイヤーと遊べないですし、プレイヤーはコンセプト選びで失敗してしまっています
当然ゲームマスターとプレイヤー、またはプレイヤー間で思っていた遊び方が違うのでお互いに不満がでてしまいます

「どうして俺がやりたい遊びができないんだ!?」   「そういうゲームじゃねえからこれ!」
             「俺だけは面白いけどな!」        「何このクソゲー」

このような事が起こらないようにセッション前にしっかりと確認と合意を得ておくべきでしょう
TRPGにおけるトラブルとはこの確認と合意の作業をおこたったがゆえに発生するものなのです
逆に言うとそれさえクリアしておけば何をやってもよく、他のゲームにない自由で様々な冒険を楽しめるのです
邪道ではありますがクトゥルフでヒロイックファンタジーを遊ぶことも可能ではあるのです
(私はわざわざコンセプトを崩してまでクトゥルフでヒーローをやりたいとは思いませんが―)

ゲームシステムはコンセプトに沿ったものなので、
イカサマやチートを行わないとクトゥルフでヒーローのような活躍は基本的に望めないでしょう
無謀にも神話生物に戦いを挑んだプレイヤーには、死と発狂という名のご褒美が待っていることは想像に難くありません

勿論キャラクタープレイの楽しみを全面に押し出し、演技を推奨するコンセプトのゲームもあります
演技をすることによってプレイヤーに有利になるシステムや感情移入しやすいようなルールなど
(私的にこういったお座敷芸タイプのRPGは、ちょっとゲーム性が下がりやすくなり面白いが飽きやすいです)
否定されるべきはプレイスタイルではなく、ゲームコンセプト(ジャンル)を選び間違った一点なのです
アクションゲームだと思って買ったゲームがホラーゲームだったとしても誰も責められません
これを間違えると楽しくない上に口論に発展しやすくなりますので注意をしましょう

まとめるとTRPGクリエイターが提供するコンセプト(遊び方)に合わせた
ロールプレイ
(役割からなる疑似体験)をするゲーム(冒険をして報酬を得る)である


―TRPGと物語

TRPGは皆で作る物語だと耳にしますが、これはどういうことなのか?
まずゲームプレイにおける副次効果として魅力的なキャラクターが生まれます
そしてプレイヤーの決断とダイスの神による思いもよらないドラマが展開し物語はうまれます
つまりTRPGにおける物語とはプレイ結果における副次的なものであってわざわざ用意するものではないのです
シナリオとはいうものの、実際に用意されるのはプレイヤーに与えられる冒険(任務)や障害であって台本ではありません

「俺たち演劇しに来た訳じゃないのになあ」   「吟遊マスターにあたると地獄だぜ」
「俺の演技が炸裂するぜ!」   「あのー帰っていいっすか?」


海外ではシナリオのことをそのままアドベンチャー等とよんでいますがこっちのほうがしっくりくるのではないでしょうか?

―リプレイはゲームプレイの参考になる?

普段わたしたちが目にする「リプレイ」もプレイ結果を編集して読みやすい読み物にして販売されています
リプレイは読み物としては楽しいものですが実際にプレイする時の参考にはあまりならないでしょう
なぜならリプレイのプレイヤーのプレイスタイルが、あなたとあなたが参加するセッションにあうとは限らないからです
TRPGは偶発性が強く再現性が殆ど無いので全く同じキャラクター同じセッションは絶対に望めないからなのです
例えるならプロスポーツをみて選手のマネをしたところで、同じような活躍や試合展開は望めないといったところでしょうか
あなたは実際にゲームをプレイして、セッションを通して皆で楽しめるプレイスタイルを模索しなければならないでしょう
実際の正しいプレイ風景をみて貰うことが一番良いのですが、その機会に恵まれない人のために何とかできないかと考えています


―クリエイターのススメ

クリエイターの提供するコンセプト(遊び方)は、必ずしもあなたの考えるコンセプトと合うとは限りません
しかしあなたが考えるコンセプトでやりたくても、それを他のプレイヤーに押し付けてはいけないですよね
どうしてもあなたが考えるコンセプトでやりたいなら、受け身のプレイヤーではなくクリエイターになるべきなのです!
やり方は二通りあります、既存のゲームシステムを改変しローカルルールを設け
参加者の合意を得て遊ぶか完全にオリジナルで作ることです
(茨の道ですが)
あなたの考えるコンセプトとそれを表現するシステムが魅力的で素晴らしいものならばきっと沢山の人に受け入れられるでしょう


―迷惑ゲーマー(困ったちゃん)とは

だからさー、あいつらだよ、あいつら。分かるだろ?マンチキンテキスト翻訳より抜粋)

簡単に言うと他の参加者に迷惑かけても気にしない幼稚なゲーマーのこと
そうはなりたくないものですが、自分で気がついていないことも多いので気をつけましょう
迷惑なプレイスタイルを二つに大別して解説していきます

ロール・リリーサー/ロールプレイ放棄型
求められている役割を理解していないか放棄して他の参加者の迷惑を顧みず
一人語り(演技)やプレイ鑑賞などを目的とし、自分が目立つ為にはルールすら無視するTRPGをする必要がないプレイヤー
彼らにはゲームシステムもロールプレイも必要ない、相手になってくれる人がいればそれでよいのだ
基本的に場違いな存在であり、参加者は聞きたくもないキモイセリフやつまらないギャグ
そして無茶な提案を延々と聞かされるハメになる

マンチキン、リアルマン、リアル・ロールプレイヤー、ルーニー
  なりきり(演技オンリー)、地蔵(観客)、吟遊詩人(演劇強要、一本道)、煮えプレイ

キャラクタープレイについて
ここまで読んでもまだ勘違いする人がいるかもしれないが、
キャラクタープレイの楽しみを否定するつもりはないし
世界観を崩さない事と周りの理解と同意があればキャラクタープレイ自体は別に悪いことではない(雰囲気作りに役立つ)
あくまでロールプレイ(役割分担)が主体だということを忘れないでほしいということです
TRPGでキャラクタープレイに問題がある場合は、大抵了承なしにもしくは得ていると思い込んでプレイしているからなのです
もしくはコンセプト(ジャンル)から選び間違ってしまった、買い物を失敗したプレイヤーともいえます
あとキャラクタープレイについて解りやすいテキストをみかけたのでこちらこちらを紹介しておきます

「TRPGの演技って結局お座敷芸(座興)なんだよな」   「うまくやれば面白いけど、外すと恥ずかしいだけだな」
「…あの、マジすいまえんでした」   「よしよし、そうへこむなよ俺は結構笑えたし。次から確認とればOKでしょ」


バグ・ユーザー/ルールバグ利用型
とにかく自分に有利になるようにルールを拡大解釈
もしくはルールの穴をついて有利になるように働きかけるシステマティック(パワー)プレイヤー
セッションクリアに協力的ではあるが、シナリオ崩壊を招く可能性がある彼らはゲームマスターにとって常に悩ましい存在だ

   和マンチ、口プロレス、メタプレイ

バグ・ユーザーについて
彼らにはゲーマーとしてある程度同情すべき点もある、ゲーマーとしてルールを読み込み利用するのは当然の権利であるし
大抵の場合問題はシステム設計が甘い故におこる問題であり、他参加者に不利益を与えないものである限りは容認される
セッション進行や他参加者の為行動した結果、口プロレスメタプレイとなる事もあるのでこれは程度の問題である
ただしバグ(ルールの穴)利用はゲームのコンセプトを台無しにしかねないのでけっして推奨されるべきプレイではない
この問題はクリエイター側が修正することだが、ユーザー側もローカルルールによって防ぐことが出来る事も覚えておこう


「なんとまた迷子か!家に帰るんだな、君にも家族がいるだろう…」

彼ら迷惑プレイヤーはTRPGを理解していないか向いていないにもかかわらず
何故か勘違いしてTRPGの世界に迷い込んでしまった可哀想な人々です
もしも出会ってしまったらスルーするか、お家に帰って一人で遊ぶように言ってあげましょう
しかし口論を避け嫌な時間を過ごしたくないなら、自ら席を立つのが最も確実な方法です

ゲームで喧嘩するのは馬鹿らしい、みんなでマナーを守って楽しく遊びましょう―

TRPG導入 おわり


最終更新:2013年03月24日 22:11