Side K
「ゆかちゃん。あ〜ちゃんまだ寝とるん?」
「そ〜じゃね〜。あ、もうお昼なん?」
「あ〜、うん。もう準備出来たけぇ。」
お昼ごはんの準備を済ませたのっちが、声を掛けてきた。
「じゃあ、起こしちゃう?」
読んでいた雑誌を置いて、あ〜ちゃんを起こしにベットへと向かう。
「あ。」
「どうしたん?」
「ねぇ、のっち。」
「あい?」
「あ〜ちゃん、おっきくなっとらん?ほれ。」
後ろに居たのっちに見えるように、横に避けて見せる。
「ほ、ほんまじゃぁ…。ぁ、あ〜ちゃん…?」
そろそろとあ〜ちゃんに手を伸ばすのっち。
…くふふw
さて、最後はどうやって楽しませてくれるん?
Side N
壁側を向いているから顔は見えないけど。
ホントにホントにあ〜ちゃん、元に戻ったの?
軽く肩に触れて、あ〜ちゃんを呼ぶ。
「ん、ぅ〜ん…。」
まだ起きたくないのか、布団の中へと潜っていくあ〜ちゃん。
でも…声が。ちびあ〜ちゃんの時のように幼くなくて、いつもの聞きなれた声だぁ。
あたしは嬉しくなって、ベットに腰を下ろしてあ〜ちゃんを呼ぶ。
「あ〜ちゃん!あ〜ちゃぁん!!」
「んもぉww、なぁんよぉ〜。そんなおっき声出さんでも、聞こえるよぉ。」
顰めた顔を覗かせるあ〜ちゃん。
あ、そっか。あ〜ちゃん的には普通に寝起きなのか。
「覚えてないん…よね?」
「ん?何が?」
「ちっちゃくなってる時のコト…。」
覚えてるはずないと思いながらも、やっぱりどんな事でも忘れられてしまうのは寂しいと感じてしまう。
Side A
ちっちゃくなってる時のコト?
……。
も!もしかして!?
ガバッと上半身を起こして、自分の手を確認する。
ぁ、あ…。小さくない!戻っとる!
ぱっと横を見るとのっちと、その少し後ろにゆかちゃんも居る。
さっきまで大きかったのに…。いつもと変らない二人だ。
「のっちぃ、っ。」
嬉しくなって、何も考えずにのっちに抱きついてしまった。
ちょっと、待って?今の行動だと、記憶がありましたって言ってるのと同じじゃない?
そしたら、ちっちゃい時のアレとかアレとか…。ま、まずぃ…。
うわwのっちにバレちゃうよ〜。
「あ、ぁあ〜ちゃん?」
「ふぇ!な、何?」
慌ててのっちから体を離す。
「そそ、そのっ、胸、胸がぁ…ふにってぇ…。」
「むね?」
のっちの顔が真っ赤になって、視線がチラチラ下を向く。
あたしも下を向くと、目に飛び込んできた自分の格好。
なっなっ…なぁwwwww///
うそぉ!何コレ??
何でこんな格好しとるん???
なんと、今のあたし。下着もなしにTシャツ1枚という、とんでもなく恥ずかしい格好。
ちょっと丈が長めなおかげで、下まで見えないで済んでるけど。
のっちに視線を戻すと、ずっと固まってデレデレと見ている。
「っww。のっちのばか!あほ!変態!見るなぁ!」
腕で胸を覆いながらのっちに叫ぶ。
「わわっ。ご、ごめん!ごめんなさぃw」
Side N
いつの間にあ〜ちゃんあたしのTシャツを…。
っていうか、これってさっきゆかちゃんに…。
ん?さっきココでなんかしてたのって、あ〜ちゃんに着せてたの?
ゆかちゃん、戻るって知ってたの?
それにしても、なんという良いなが(ry
違うw違うwと思ったのもすでに遅し。
「のっちのばか!あほ!変態!見るなぁ!」
はいぃ、4段活用頂きましたぁw
でも、なんか幸せ〜。
謝ってみたけど、あ〜ちゃんは怒ったまま、布団を被ってしまった。
あ〜…勿体ないw
うぅぅwって唸りながら潜っているあ〜ちゃんをニヤニヤ見ていると。
ちょんちょんと肩を突かれて振り向く
「のっちニヤケ過ぎw」
「そう言うゆかちゃんこそw」
ニヤケとるよ?
「だって、二人して可愛ぃんだもん。」
「っていうかさぁ。Tシャツはゆかちゃんがしたんでしょ?戻るって知ってたの?」
「ん?さぁ〜、なんとなく?」
なんとなくてwゆかちゃん、恐るべし。ま、確かにちびあ〜ちゃんでも問題は…。
だぁwwだめだめ!これじゃホントに変態じゃん!
「あ、そだ。これからあ〜ちゃん着替えるけぇ、のっちはあっちでご飯でも盛っとりんさい。」
「え、着替えあるの?」
「と〜ぜん!何があっても良いように準備はしてあるけぇに。」
ニコニコしながら、いつの間にか持ってきていた、少し大きめのカバンをポンポンと叩いている。
そういえば、ゆかちゃんの荷物が多いなとは思っとったけど。
ちびあ〜ちゃんのも持ってきてたでしょ?
ゆかちゃん準備良過ぎ。
Side K
その場からのっちを追い出しwあ〜ちゃんを呼ぶ。
ひょこっと顔だけ覗かせて、ちょっとだけむぅっとしてるあ〜ちゃん。
「…コレ着せたの。ゆかちゃんじゃろ。」
「てへ♪ばれたぁ?」
「も〜、恥ずかしいよ〜。」
「へへ。でも、裸見られるよりマシじゃろ?」
「そりゃ…そうじゃけど…。」
けど、納得いかないみたいで、ぶつぶつ呟いているのが可愛らしい。
「ま。そいうわけで、コレ着替えね?のっちはあたしが見張っておくけぇ。」
「うん。…ありがとぅ。」
「じゃあ、私むこう行ってるね?」
Side A
手をひらひら振って、ゆかちゃんはのっちの居る方へ歩いて行く。
あたしも起きて、着替えることに。
でも、恥ずかしいから布団は掛けたまま。ちょっと着替えにくいけど…。
無事に着替え終わって、二人のもとへ。
「ああー、のっち。あ〜ちゃんだよあ〜ちゃん。ほらほらほらぁ。」
「ホンマじゃ〜。ぃや〜、あ〜ちゃんじゃぁ。」
凄く嬉しそうな二人が寄ってきてくれる。
「あ〜ちゃ〜ん♪」
横からぎゅっとしてくるゆかちゃん。
「ゆ、ゆかちゃんw」
「あ〜ちゃん!」
反対からはのっち。
「のっちまでぇw」
「デヘヘぇwちびあ〜ちゃん可愛かったけど、やっぱあ〜ちゃんが一番好きだわw」
「のっちぃw!」
もう。急になんなんよ?
でも、一日いっぱいお世話になったし、のっちは何も知らないから、心配させちゃっただろうし…。
元に戻れたコトに感謝しつつ、二人の手を握って
「二人とも、ありがとぅ…。」
普段、言えない分も一緒に。
ありがとう。
(おまけです)
Side K
あ〜ちゃんには、あのドリンク無くなったとは言ったけど、実は私が飲んだわけじゃない。
おそそ分け、というか〜。まるなげ?
のっちに栄養ドリンクとしてあげちゃってたりしてぇw
のっちんとこの冷蔵庫にまだあったから、まだ飲んではないみたいだけど…。
確立は低いけど。また当たらんかな〜?
Side N
ちびあ〜ちゃん事件から数日。
結局、原因も掴めないまま終ってしまったけど…。
とりあえず、あ〜ちゃんが元に戻ったってことでね?
もう、それだけであたし的には、問題はないと言いますか、なんと言いますか…。
相変わらず、ぎゃんぎゃん言われてるけど、心なしか前より優しいような…?
家に帰って冷蔵庫を開けると、
あ。そういえば、ゆかちゃんから貰ったの忘れとった。
貰った日に1本飲んで、もう1本忘れてた。ビンを手にとって眺める。
結構、美味しかったんだよね。効き目はって言われると分からんけど。
んまぁ、お風呂上りにでも頂きますか?
この後、のっちがどうなったかと言いますと…?
<ちびあ〜>fin
最終更新:2009年04月09日 23:05