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どうしよう。
集合時間の3時間前すでに落ち着きを失っていた。
強引に結ばれた約束はこれまでにない程の緊張を引き起こす。
やっぱりやめとこうか。
でもゆかちゃんとの約束を破るほどの度胸はない。
あーあ。
本当にどーしよ。
ベッドにダイブしても好きな音楽を爆音で流しても、
緊張による吐き気は押さえられない。
集合時間の1時間前。
そろそろ出かける準備をと、シャワーを浴びて、服を選んで、適当に化粧して。
気づけば集合時間の10分前。
これはヤバイとこれまた適当にキャップを被って、ダッシュで集合場所に向かった。



全速力で走った結果、なんとか遅れずに済んだ。
その場所にはすでに二人が来ていて、
汗だくになって走って来たのっちを見て笑っていた。


「はぁ、はぁ…ごめん待たせて」
「ええよー…遅刻せんかったのはのっちにしては上出来だしねぇ」
「うぅひどいよあ〜ちゃん…」
「よー言うわ、遅刻魔のっちのくせに」
「ゆかちゃんまで…ひどい。」


いつも通り弄られると、さっきまでの緊張が解けていった。
なんとか、大丈夫。
気づかれないように深呼吸して3人でカラオケに向かった。


ゆかちゃんはカラオケで歌うのはあんまり好きじゃないからと言ってタンバリンを持ち出し、
あ〜ちゃんの歌に合わせてバラード曲なのに有り得ない程盛り上げて。
サビしか分からない曲を入れて、サビ以外全部ハミングで歌って馬鹿笑いして。
フリータイムで歌いまくってお店を出る頃には夏と言えども辺りは薄暗くなっていた。


「これからあ〜ちゃん家に一端向かいます!」


ゆかちゃんがまだカラオケに居た時のテンションで宣言する。
のっちは理由は分からず、ただ二人の後ろに付いていくしかなかった。


「ほら、服脱いで。」
「え…?」


家に着くとすぐにあ〜ちゃんから予想の斜め上を行く発言。
のっちが身を構えていると、後ろにいたゆかちゃんに羽交い締めにされた。


「え…えっと」
「のっち、ちょっと大人しくしといてね。」


笑顔のあ〜ちゃんにそう言われる。
訳がわからない。
でも…。
大本彩乃、覚悟決めます。



つづく






最終更新:2009年04月09日 23:27