n-side
目が覚めると隣にはあの人…
多分なんかしんないけど
付き合うことになったみたい
もちろん、ゆかちゃんが大好きだけど
もう辛すぎるんよ。限界なんよ。
いくら叫んでも届かない愛しいあなたと
好きだと言わなくても返してくれる人
どっちがいいかなんて分かんない
けど私は弱いから…あなたへの気持ちに
もう鍵をかけるよ。ばいばい大好きな人。
k-side
のっちは昨日と同じ格好で仕事に来た
それが何を意味するか…考えただけで
涙が溢れでそうだった。
私以外がのっちの肌に触れる
隣を歩く、照れた顔を見る
そんなの嫌。いやだよ…
a-side
のっちが昨日と同じ服装できた
朝帰り?って冗談で聞いたのに
顔を真っ赤にして言葉に詰まるから
それが正解だと分かってしまった。
なんで?のっちはゆかちゃんだけでしょ?
2人に何が起こってるの?
もう、あ〜ちゃんが
何とかするしかないのかな…
k-side
こんなこと、いつから始まったんだっけ?
あの写真さえなければ…
幸せなままでずっと居れたのに
〜♪
また電話だ。
あの人から…全てブチ壊した悪魔から
「ゆか?ありがとね」
「は?」
「は?じゃねーだろ?仮にも彼氏なんだから」
含み笑いしながら言う彼に苛々が止まらない
「……。」
「あいつ、のっちちゃんと付き合うことになったとかすげー喜んでたよ」
「……っ。」
「まあ、これで俺も成功報酬貰えるしありがとうって訳よ」
「写真は?」
「あぁ。今日同じ所で収録だろ?だから×階の自販機横のトイレきて」
「わかった。」
「じゃ!またねゆ・か・ち・ゃ・ん♪」
プープープープー
携帯を握りしめて待ち合わせ場所に向かう
やっと全部終わる。これで終わる。
a-side
ゆかちゃんの電話が鳴る
楽屋を出ていく
いつもなら、ほおっておくけど
今日のあ〜ちゃんは違う。
少し間を空けてゆかちゃんの後を追いかけた
きっと何かおかしな事が起こってるから
誰かと電話で話した後
ゆかちゃんは人気のない廊下へ向かった
私もバレないように後をつける
暫くすると…あの芸人さんが現れた
やっぱり、あの人と付き合ってたんだ…
何で言ってくんないんだろ?
そう思ったけど今は2人の会話を聞く事が先
耳を澄ますと会話がクリアに聞こえてきた
「…で写真は?」
「あーはい。これね」
「デジカメとメモリーも」
「うはーw徹底してるのね、はいどーぞ」
「…。他に移したりしてないよね?」
「もちろん。俺もそこまで悪じゃねーしw」
「あの人は…のっちのこと大事にしてくれるの?」
「あぁ…やり方セコいけど多分してくれるんじゃん?」
「多分じゃ困るんだけど…」
「あーはいはい。言っとけばいいだろ?」
「…。」
「あ、てか指輪外しといて!彼女に問い詰められて困ってんだよ」
「言われなくてもっ」
「おぉ怖いわーw
まあ、今日でお別れだからね。
短い間だったけど彼女役ごくろーさん」
そう言って男は去っていった。
え?どうゆうこと?私は訳が分からなくて
その場に立ち尽くすしかなかった。
k-side
やっと。やっと全部終わった。
これで全部元通りだ…
ゆかとのっちの関係以外は
本当に全部終わったんだ。
手の中にある写真を握りしめる
そこにはゆかとのっちがキスしてる姿
バカだなぁ。こんな事しなければな…
いくら人気のない廊下だって
嫉妬心に突き動かされて襲うなんて
本当にガキだったよな…
今はもう嫉妬さえする資格がないのに
いきなり肩を掴まれて振り向くと
「あ〜ちゃん。」
あ〜ちゃんが立っていた
「ゆかちゃん…これなに…?」
指差す先にはあの写真。
「あ…これは…」
「あ〜ちゃん、全部聞いてたんよ?これのせいでのっちと別れたんでしょ?」
「…。うん。」
「全部話して?」
私はあ〜ちゃんに全てを話した
共演者とあまりに仲良くするのっち
に嫉妬してあんなことしたこと
それをあの人に見られて撮られていたこと
のっちとある芸人さんをくっつけなければ
これをバラまくって脅されていたこと
そのために、あの人と付き合ってるふりして
のっちに私を諦めさせようとしたこと
今はのっちとその人は付き合ってること
全部話終わる頃には涙でぐちゃぐちゃだった
あ〜ちゃんは「辛かったね」そう言って
頭を撫でてくれた。
「ずっと1人で悩んでたんでしょ?もう大丈夫だから…あ〜ちゃんがいるから。」
「あ…りがとう。でも、もう全部終わったから」
「え?いいん?のっちは今でもゆかちゃんが好きなんだよ」
「うん。ゆかは一杯酷いことしたから…今のっちが幸せならそれでいいんよ…」
「ゆかちゃんっそれは違うよ。」
「いいんよっもう決めたから…」
「でも…」
「いいの。さっ帰ろ」
まだ何か言いたげなあ〜ちゃんを
尻目に私は歩き始める。
そう。いいんよこれで
私なんか、のっちの隣にいる資格ないんだから…
最終更新:2009年04月09日 23:56