受話器の向こうで震える彼女をとても愛しいと思った。
今すぐ傍に行ってその小さな身体を抱き締めてあげたい。
キミの不安すべて取り除きたいんだ。
「ねぇ、あ〜ちゃん今どこおるの?」
「え…」
「直接話がしたいんけど」
「で、も、ゆかちゃんが……」
「それは大丈夫だから。教えて?」
そう言うとあ〜ちゃんはおずおずと現在地を教えてくれた。
あたしは「そこで待ってて!」とだけ言い、電話を切って再び走り出した。
あ〜ちゃん。
ごめん、のっちの我が儘で傷付けちゃったね。
あ〜ちゃん。
好き、大好き。
いつもキラキラで太陽みたいに眩しい笑顔であたしを照らし、導いてくれる。
決して積極的でなかったあたしをいつも少し強引に引っ張っていってくれる。
可愛いって言うと怒ったみたいにそっぽを向いたり、冗談みたいに流されるし。
全然素直じゃないけどさ。
でもそんなキミが堪らなく愛しいんだよ。
コロコロ変わる表情とか喋ってる時に身振り手振りで説明するとことか、ふとした瞬間の女の子っぽい仕草。
そのどれもが可愛くて、目が離せなくて、のっちを夢中にさせる。
キミと出会った瞬間からもう、のっちはあ〜ちゃんにデレデレになっとったんよ?
ねぇ、あ〜ちゃん。
今からこの気持ち伝えるから。
嫌だって言われたってもう止めれん。
最終更新:2009年04月10日 00:19