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お風呂場に着いて、タオルやらスポンジやら軽い準備。
その最中にも、さっきの二人が頭に浮かぶ。
あ~ちゃんの部屋は、あ~ちゃんのにおいがするんよ。
のっちはそれが大好きで…ね………うっわ。
お風呂の鏡に映ったのっちの顔は、もうアレな感じで。
悲しいかな、変態という言葉が似合う表情でした。

とりあえず、のっちも輪に入りたい!
というわけで早めにお風呂から上がって、髪を乾かして。
パタパタ小走りで、あ~ちゃんの部屋へ。

小走りの勢いのまま止まらず、ドアノブに手をかけて一気に開く。


「やっほ!のっちで――」
「ノックしんさいよ」
…あ~ちゃんだってしないんだから、いいじゃん。
そこ!かっしーも笑ってないでさー。
「おあいこじゃんおあいこ!」
いい加減なのっちに、ため息つきながらも、あ~ちゃんは隣を叩いた。
「ほらっ」
まさか、のっちにそこへ座れと……?
うひょー!あ~ちゃんの隣!
「お邪魔します…」
もちろん表情には気をつけつつ、あ~ちゃんの隣に腰をおろした。
かっしーが、ニヤニヤと黒い笑みを浮かべていたけど、気にしないふりおと…女の子。

それから、他愛もない話を1時間近くして。
「おやすみね!」
「おやすみぃ…」
「あひゃ、おやすみ!」
個性あふれる挨拶で、あたしたちは解散した。

…おやすみ、二人とも。


し・か・し、パーチーナイトはこれから!

あ~ちゃんの部屋の窓から、あ~ちゃんの寝顔を眺めてから寝るのが、のっちの密かな日課。
あ~ちゃんが眠りにつくまで約30分、それまでゲーム。
のっちの1日は完璧な計算で造られているのだ。

「お…」
携帯のアラームが鳴った。
30分を計っとったんよ、完璧な計算じゃけん。
「よっし。」
部屋を出るのも慎重に、ドアをそっとそっと開ける。
この時点でもう可愛い寝顔を想像しちゃって、心臓がドッキドキオンエア…。

部屋を出て、まるで忍者のように、のっちは無音で歩く。
一年以上続けた覗…人間観察のおかげで、のっちはきっと世界忍び足クイーンだ。
今日も無事にやってまいりました、窓のま……え?

「なんで?!」
やばっ!
てゆーかなんで?なんで?
なんでカーテンが!
さっきまではカーテンなんて、付けられてもなかったのに!
完璧な計算が狂った。
これじゃのっちの連続寝顔観察記録が……。






最終更新:2008年10月10日 16:43