a-side
あれから1ヶ月がたった
状況は依然として変わらない
ゆかちゃんは、のっちの事なんか
もう忘れたって言うけど…
ほら。今だって瞳の先には
ソファーで寝ているのっち
「ゆかちゃん?あんま無理せんでよ」
「ふぇっ?え?何が?」
突然喋りかけられて
テンパるゆかちゃん
「だからさ…まだ好きなんでしょ?のっちのこと」
「全然。もう好きじゃないし」
「ふーん」
そんなこと言って目が超泳いでるんですけど…
全て終わったんだからまたやり直せばいいのに
そんなの簡単なことじゃないん?
だって視線がお互いを辿ってる…
まるで引力みたいに引き合う視線…
誰がみたって気持ちは一つの場所にある
のっちが付き合ってるのだって
ゆかちゃんを忘れるためじゃないん?
何で簡単なことができないんよ…
また2人が心から笑い合える日はくるのかな?
n-side
「まだ好きなんでしょ…のっちのこと?」
「全然。もう好きじゃない」
さっきの会話が頭を巡る
起きようと思った瞬間
聞こえてきた2人の会話…
私の名前がでた途端ドキッとした
そして、彼女は肯定するだろうと
心のどっかで思っていた自分に気がついた
だって彼女の指からあの人と
揃いのものは無くなっていたから…
やっぱさ、期待しちゃうじゃん。
でも、そっか全然か…
彼女にとってはそれくらいの存在ってことか…
涙が瞳から溢れる前に瞼をおろす
忘れるっていったのに全然忘れられてないな私
知らない間に好きな気持ちが零れだしてる
私を愛してくれる人がいるのに
やっぱり、彼女と比べてしまう
彼と会った後はどうしようもなく
彼女にあいたくなる。
バカみたいだね…
もう、彼女の気持ちはないのに…
私だけの気持ちなのに…
また心から笑い合える日はこないのに。
k-side
のっちと付き合ってる時
いつもヘラッとしてる彼女が
いつになく真面目私に言ったことがある
「のっちはゆかちゃんをずっと守るから
ゆかちゃんはずっと側にいて離れないで」
「そんなん当たり前のことじゃろ。この先もゆかとのっちはずっと一緒♪でしょ?」
真面目な顔して「ねぇ、ゆかちゃん」なんて言うから構えてたのに
本当に当たり前のことを言うから拍子抜けしたのを覚えてる
この時の私は本当にそう思ってた。
だけど…私は約束を守れなかった
今の状況を守るには離れるしかなかった
だけど…私は約束を守れなかった
傷つけて泣かせてボロボロにさせてしまった
ましてや彼女を他の人に触らせた
愛しい人を売ったのは…紛れもなく私
汚くて卑怯なやり方しか選ぶことが出来なかった
大切なモノを守るために大切な人を犠牲にした
だから、もう。
彼女の隣には戻れない
私にはその資格がない
だから…
もう心から笑い合ってた日々は戻ってこない
最終更新:2009年04月10日 00:50