sideーA
「あ〜ちゃん!」
学校の校門でのっちに会ったら怒鳴られた。
「何よ。。朝からうっさいなぁ…」
「あー…ごめん」
途端にシュンとするのっち。
うわ、、、子犬みたい
「って、違う違う!」
「なんなんよ」
「ゆかちゃん彼氏なんて居んかったって」
—…やべっ
「ただ、あの人とは中庭で学祭の看板造ってて、たまたま一緒にお昼食べることになっただけって、、、」
「へぇー…」
「知っとったん!」
「イエ、シリマセンデシタ」
「淀んだ目で言わんでよ」
「結果オーライでしょv」
「…まぁ、、、そうだけど」
だって、それくらいせんと進展しないでしょ?
ナイスアシストあ〜ちゃん!
下駄箱で靴を履き替える。
「てか、今日ゆかちゃんは?一緒に来んかったの?」
「委員会で朝早いんだって」
ため息をついたのっちが下駄箱を開けると、
「うわ!」
大量のラブレター
「最近増えたよね」
あの劇以来、のっちファンが急激に増えた。
学祭だったから、他校の生徒からのラブレターもある。
「ん?そうかなぁ?」
自覚してないのが、ちょっとムカつくんですけど。
「ゆかちゃんが可哀想」
「え!?なんでよ」
「言っとくけど、ゆかちゃん泣かせたらタダじゃおかんからね」
「ぐっ…はい」
のっちは大量のラブレターを鞄にしまうとほぼ同時、ゆかちゃんが階段を降りてきた。
「あ〜ちゃん、のっち、おはよう」
「おはよう」
「あっ!おは、おはよう」
ものすごい勢いで振り返ったのっちはあり得んほどの慌てっぷり。
「なに慌てとん?」
「いや、慌ててましぇん」
「今日もまたラブレター貰っとるんよ」
「ちょっと!あ〜ちゃん!」
「ふーん…のっち?」
「は、はい!」
ゆかちゃんはのっちに近づくと、ブレザーの裾をつまんで、
「寂しかった?」
「…ちょっと///」
ありゃ、てっきり怒るのかと思いきや。
なんじゃこの甘ったるい空気。
「今日は一緒に帰れるから」
「うん」
「ふふw待っとってね?」
「うんw」
コラコラ、公衆の面前でイチャつかない。
あー周りの視線が痛い。
「あ〜ちゃん先行くわ」
あのバカップルには付き合ってられん。
「え!?あ〜ちゃん」
あぁ〜、あ〜ちゃんも恋したいなぁ…
最終更新:2009年04月10日 01:18