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今日は妙な気分。朝遅いのっちから超早い時間に遊びの誘い。
誘いの電話を入れた時、有香ちゃんも声が震えてた。何だ?
気にはなったけどとりあえずのっちん家に向かう。
有香ちゃんはもう着いていて、のっちの仕度が整うのを待った。
「遅い。」
「ごめん!」
今日はとりあえず買い物とランチすることにした。
雨はまだ止まないけど朝方に比べたらずいぶんよくなった。
そして普通にいつも通り歩き出したんだけど....

「ねぇ、二人ともなんでそんなに必死で脇固めとるん?」

気持ち悪いくらいにがっちり左右を固める二人。
異常なまでに車道に目をやるのっち。私の服の袖をつかんだままそわそわしてる有香ちゃん。

「ん?なっ、な何でも無いよ。」
有香ちゃん顔怖い。しかも車が来ないから道路を渡ろうとした二人に強く引き戻された。
「あ~ちゃん、危ない。」
のっちが目を見開いて真剣そうに言う。今日ののっちはヘタレ加減が足りん。

も~ 今日は二人ともなんなんよ!?


しかしそれだけじゃ終わらない。
買い物してる間ものっちは窓の外をひっきりなしに眺めて、トラックが来るたびに私を見る。
しかもかなり不安そうな目で。

その後のランチもやっぱり変で。
私とのっちはピザとパスタ、有香ちゃんはちょっとしたステーキみたいなのを頼んだ。
もちろんステーキには付け合わせに野菜がついてきた。
その野菜は私のお皿に知らぬ間に乗ってて、それを食べるのは私の係。 いつもなら。

今日の有香ちゃんは違った。 ピーマンとナスを異常に細かく切って涙目になりながら口に運ぶ。
食べてる(というか飲み込んでる)。

「有香ちゃんど~したん!?」
「野菜克服しないとダメじゃと思ったんよ。」
超強引な作り笑い。顔が歪んでるよ。

帰るときもやっぱり二人ともわたしの両脇をがっちり固めていた。
気になる。気になりすぎる。

「ねぇ、二人ともどうかしたん?今日おかしいよ?」

のっちはかなり噛みまくりながらも必死で答えを返す。
「や、や、や、なにんも 違う! 何も無い!」

有香ちゃんは笑ってるけど目がちぐはぐになってる。
「あやちゃんこそどうしたん?私は普通よ?」

う~ん、そんなことないんだよなぁ?なんか手がかからないというかつまらないというか....

もしかして昨日いった神社でのお祈りが悪かったんかなぁ?
一日でいいから本当の意味での休日が欲しいってやつ。これじゃなんか違うんだけど?

まぁ分かったことが一つあるとすれば、私は二人のお世話係が一番私の性に合うのかもってこと。
野菜を食べる有香ちゃんなんて違和感すごいし、へたれてないのっちなんてのっちじゃない。
これじゃ歯車バランス悪すぎなんよ。これぐらいでちょうどいいはず。
明日戻ってくれてることを祈りながら私は微笑んだ。





最終更新:2008年10月10日 16:57