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『ふぁ・・・』
口を塞いでも塞いでも洩れる自分の呼吸音が恥ずかしいの。
だけどひとつも逃すことなく聞いててよね。
アナタの癖をひとつも逃したくないのと一緒。
アナタの手のひらはいつもあったかくて、私の左頬を優しく撫でるの。
いつも優しい瞳をしてるのに、夜だけは大胆な艶っぽい瞳。
だけどどっちも好きよ。 アナタが与えてくれる甘ったるい刺激に耐えられなくなって目を瞑ると、
『あ〜ちゃん?目、閉じちゃ駄目だよ?』
なんて子供をあやすように優しく囁いて、
私の髪に埋もれた耳を唇で探しあてるの。
『ちゃんとのっちのこと見てなくちゃ、ね?』
耳元に甘い声。
脳みそまで響いてる。
二人シーツにくるまって、まるでじゃれあってる猫みたいにお互いの体を引き寄せて愛を確認しあうの。
いつも恥ずかしさと強がりのせいで何も言えない私を、アナタはシーツと一緒に愛情で包んでくれる。
いつだって
“のっちはわかってるから大丈夫だよ”
って顔をして。
何も言えない私を責めたりなんかしない。
むしろその逆で、優しく優しく左頬を撫でるの。





『っつ、、ぁっ、はぁ・・』
自分の口から洩れる声が恥ずかしいけれど、嬉しそうに笑うアナタを見ていたいから、我慢しないの。
『あ〜ちゃん、、あ〜ちゃん、、、あ〜ちゃん・・・』
いつだって何度も何度も名前を呼んでくれる。
快楽の波に二人一緒に沈んでいく、この瞬間が好き。
私のパーマの髪を鼻でかきわけて、耳の裏側、ちょっと下。アナタはいつだってそこにキスをする。
『のっちの跡つけたもんねっ!wもう離さないよ?w』
いたずらっ子みたいにニカッと笑うアナタがいる。
“離さない”は私の気持ち。
だけどいつだって優しく言ってくれる。
快楽の波が一段と大きくなって、心も体もアナタに持ってかれる、この瞬間が一番好き。
『愛してるよ・・・』
最後にはいつもそう言って、ちょっとだけ真剣な顔をして、愛の深さを教えてくれるアナタ。
いつだって私が迷子にならないように。
揺れるシーツが私の心をさらってアナタへと辿り着く。
残された紅い跡は、アナタへと続く道しるべ。








最終更新:2009年04月15日 00:08