アットウィキロゴ
帰りの車の中、会話もほとんど交わされる事はなく沈黙の波に身を任せた。
正確には私が一方的に話しかけて、
きみは、拗ねた子供の様に、ブンブン、と首を振るだけの会話はあった。


N『どこか寄らなくていいんですか?』

K『……。』

またしても無言で首を横に振りどこかモジモジしている。


N『じゃあ帰りましょうね…。』
黙って首を縦に動かしたきみ。


家に着くまでの間、胸の高鳴りに顔が幾度となくいやらしく歪みそうになった。



−−−×−−−×−−−×−−−



ソファーに座ってるきみは心なしか落ち着きがない。


N『今日の映画面白かったですねぇ。まさかあんなラストだとは。』
K『……。』
N『あまりおもしろくなかったですか?』


おもしろい、おもしろくない、とかじゃないか…?
だってラストシーンは観てないもんね。


思わず口元が緩む。

同時に体が反射的に動いていた。

きみの隣に座ると、きみが身構えた。
体に力を入れ、私との距離を少し開こうとして体が斜めになっている。


可愛くて顔を見つめていると、

K『な、なにっ?!』

ますます態度が硬化していくのがわかった。

N『いや?別に…?』

いやらしい笑いを隠す事すら忘れきみの肩を抱き寄せ、眼鏡を外した。


何も言わず、その艶やかな髪に指をとおすときみの肩が、
ビクッと反応した。

K『あ…。』
何かを言いかけ、口をとざす。

キュッ
と、固く結ばれた唇。
髪を撫でていた右手を彼女の頬にそえ親指で、その唇を撫でる。

そっと、
指先でふれてやると、だらし無く口元が緩んだ。
半開きの口からのぞく赤い舌が私を煽っていく。


我慢出来ないのは、誰?



何も言わず口づけを落とし、ムリヤリ舌をねじ込む。

K『んっ。』

生温かくてヌルッとした感覚、久しぶりのそれに頭が爆発しそうになるのをこらえた。

彼女の口内を私の舌が自由に動き回る優越感と、小さく漏れ出る吐息に私の芯も熱く沸騰していく。

激しすぎる口づけ、彼女の体は喜びに震えているようだった。


スカートの中に両手を滑り込ませ下着に指をかけてみる。
抵抗するどころか腰を少し上げる彼女。

N『……いい子。』
キスを止め、低く甘く囁く。
そして下着を足から抜き去る頃、また深いキスを再開させた。
彼女は待ち侘びたように私の頭を両手で抱え、自ら激しく唇を求めてきた。
私の舌に絡み付く、きみの舌。
そして時折、殺しきれない喘ぎが漏れ出す唇。

全て、私のもの。

そう思うと、たまらない気分になった。


もっと、支配したい……。
私でがんじがらめにして、身動き取れなくしてやりたい。


持て余す程のこのドロドロした欲情をきみの体に吐き出す。

もっと、私で汚れてしまえばいい。




スカートをたくしあげ、両足をソファーの上に持ち上げ開かせる。

キスを止めそこに視線を落とすと、彼女は私の首に回した両手を自由に動かし私の視線の先を遮った。


邪魔なものは無くせばいい。


私は自分の腰のベルトに手をかけ外した。

彼女は少し、不思議そうな顔してたけど構わない。


戸惑いがまた快楽に変わるのなら、
好きなだけ戸惑えばいい。


彼女の両手をムリヤリ奪い、そのベルトで縛れば簡単な事。

だけど、そんなの面白くないでしょ?


N『手、出して。』
K『えっっ?!』

そう、もっと戸惑ってみせて。
そして、もっと欲情させて。

N『邪魔だから。』
冷たく言い放ち突き放す。

突き放せばきみはきっとすがり付いてくる。


だから私はきみを凌辱する。




視線を私から外し、眉間にシワを寄せその手が少し動く。

私は立ち上がりソファーの後ろに回り込み、彼女の肩を強く押し出す。

勢いで両足が下に落ち前のめりになっている彼女。


N『手。』

つっけんどんに言葉を吐き出すと、
躊躇いながら彼女の手が後ろに回って来る。


どうしようもないくらいの衝動で胸が苦しい。

壊して、創り上げる。

その喜びに身体の奥が疼いた。


差し出された華奢なそれを何も言わず後ろ手に拘束する。


自由も、余裕も、脱ぎ捨ててこっちに来ればいい。
もっとよくしてあげるから。



彼女の前に戻り彼女を冷たく熱く見下ろす。

私の視線を浴び、うつむき気味に顔を反らすきみに一言。

N『抵抗、しても良かったのに。』

反らした顔がすぐまたこっちをむいた。
しまった、って表情を浮かべてるきみ。


N『……、抵抗された方が燃えるって私言わなかったっけ??』
冷静な口調がますます彼女の焦りを増長させる。

K『あっ、ごめんなさいっ。』

きみもいよいよ、末期みたいだ。

N『何?謝る意味わかんないんだけど。』
いやらしく笑い目を細め見下ろしてやると、
彼女の顔が真っ赤に変わった。

ひざまずき彼女の視線の高さに自分の視線を持って来る。

N『なに?エロい事されたいの?樫野さん。』

私のさげすんだ視線に耐え切れず涙ぐみながら顔を背けるきみ。

N『仕方ないからしてあげるよ……。』
ため息まじりにめんどくさそうに吐き出せば、きみは顔を苦痛に歪ませる。

その顔が大好きなんだよ、私。

N『足上げて。』
冷たく無気力を装い、ホントは爆発しそうな欲望と戦ってる私をきみは知らない。

N『ほら、早く。』
口調はますますぶっきらぼうになっていく。

K『……っっ。』
彼女も、瞳を固く閉じ何かと戦ってる。


あぁ、壊してしまいたい。

はやる衝動を飲み込んで私はきみを見つめていた。



ソファーに乗せた足を無理矢理大きく開かせ、さっきと同じように視線をそこに落とす。

K『見ないで…っ。』

彼女の懇願の言葉を無視して入口を指で広げる。

N『ねぇ、すごい濡れてるけどなんで?』
K『!!知らないっ。』
N『キスで濡れちゃったの?それとも見られてるから?』
顔を近付けそこに息がかかる距離で会話を続ける。

N『映画館でも焦らされちゃったもんねぇ。せっかくイキかけてたのに止められて苦しかったねぇ。』

ふぅ、
と、息を吹き掛けおどけてみせる。

N『ねぇ、ここすっごいさっきからヒクヒクしてんだけど。』
笑いを含んだ声を押し殺す事が出来ない私。

K『やだっ。』
N『本当の事なんだから仕方ないでしょ。』
K『う、嬉しそうなのがやだっ。』

N『……こんなに濡らしてるゆかちゃんに言われたくないなぁ。』

言いながら指先でひくつくそこを刺激してみると、
K『あ、…んっ。』

すぐに甘い声が漏れてくる。

N『ほらね。』

クチュ。

N『こんなカッコでいじられて、喜んでんのはゆかちゃんのここでしょ。』

わざと、音を立て指先で体液を絡め取りク×××スに擦りつけてやると、
広げた入口が一際大きく縮みまた広がった。

K『あぁ…っ、ぅうっ。』
うめき声にも似たそれで快感を我慢してるきみ。

N『なんで我慢してんの?』
K『だって、も…、っいっちゃ……っ。』
N『早すぎ、でしょ。』
ばかにしたように吐き捨て、
指先での刺激を強めた。

K『やっ!あっあっっ!!』

足が次第に閉じようとするのを腕で押さえ付け、
大きく開かせ恥ずかしいところをあらわにしたまま絶頂を迎えさせた。


N『だから早いってば。もっとゆかちゃんの体で遊ばせてよね。』

ひどい台詞のせいなのか、熱にうなされているせいなのか、彼女の瞳は潤んで頬は赤く染まっていた。

N『……イッたすぐ後に中かきまぜたらどうなると思う?』
K『……え?』

彼女の答えを待つまでもなく、一気に指を2本ねじ込み大きく強く円を描いて見せた。

K『!!ひ、ゃっ…っっ、あっ!!!』

多分、気が狂いそうな快楽が彼女を襲ってるはず。
いつもより大きく鳴いた声と、中の狭さにかきたてられるまま、
激しく指を中で動かした。




N『気持ちいいでしょ?』

甘く囁きながら私は体を起こし彼女にキスをした。

K『んっ、ふ…、っ!』

指は激しく動かし、優しく舌を絡め、彼女を再び限界まで導く。

K『んっ!んーっ!!』
キスで唇を塞がれ言葉にならない言葉で快楽を訴えてるきみ。


ビクンッ!!

その刹那、体が大きくしなり全身が痙攣を見せた。

それでもまだ私は指の動きを止めない。
彼女の足の間に割り込ませた体を強く密着させ指先に力を込める。


キスを止め、彼女を冷たく見つめて、

N『まだイキたりないでしょ?』

抑揚を付けずに言葉を発すれば、体液でグチョグチョになったそこが反応を返してくれる。

N『何回でもイケばいいよ。』

K『や、やだっ。もう、ムリッ。やめっ、』

キスで唇を塞ぎ自由を許さない。

触れてる粘膜が私の体温より熱くて気が狂いそうに興奮した。

わざと奥から入口付近へ指先をずらし、少し膨らんだそこを強く刺激した。

K『んんっ!!』

彼女の抵抗の声が大きくなる、もちろんなんて言ってるかはわからないけど。

N『何?』
キスを再び止め、努めて冷静に言葉を発する。
K『そこはダメっ!!』
N『なんで?』

本当はわかってる。

K『な、なんでもっ。』

N『……出ちゃいそうだから?』
K『!!』
心底驚いた顔が正解だと後押ししてくれる。

最初からそのつもりだったけどね。

N『出しちゃえば?』

手の力を最大に強めてやると、
サラサラした液体が手の平を濡らした。

K『やっ、だってばっっ!』
歯を食いしばり必死で堪えてるけどムリでしょ。

サラサラしたそれは次第に量を増していく。

K『お願い止めてっ。』
叫びにも似た声で泣きながら言われても止まらないよね。

N『何??いまさら抵抗して見せて、煽ってんの?』

ビシャビシャ

水が溢れる音と彼女の啜り泣く声が私を冷静にさせていく。

N『大好きだよ。ごめん、ひどくして。』
彼女は何も言わず瞳を固く閉ざしている。

開けさせたくて瞼に優しくキスをする。
彼女の体とソファーの間に腕をさし入れ、彼女の自由を奪っているベルトを取り外し強く抱きしめた。

K『だいっきらい…っ。』

強く抱き着き返しながらそんな事言われても説得力はないよ?

N『ひどくしすぎちゃったね。最初からやり直していい?』

彼女は無言で頷いた。


(続く)







最終更新:2009年05月13日 23:06