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「…朝っぱらからお熱いですなぁぁ」
「あ、あ〜ちゃん…おはよ」
「あ〜ちゃんおはよー」
あ〜ちゃんはゆかとのっちを見て、ヤレヤレと呆れていた。
そりゃそうだ。のっちってば朝家に迎えに来てからずっとゆかにべったりなんだから。
「まぁ、でも良かったねゆかちゃん」
「…うん」
「えっ何?何?」
「なっ、なんでもないけぇ」
「えー気になるじゃん」
「気にしなくていーの!」
縋り付くのっちを押し返しながらあ〜ちゃんと歩幅を合わせる。
そんなゆかに、あ〜ちゃんはウィンクをして口パクで「お幸せに」と言ってくれた。

…ありがとう、あ〜ちゃん。

「あー!何見つめ合っとるん!」
「はいはい、うるさいうるさい」
「ちょ、あ〜ちゃ」
「のっちちょっと黙りんさい」
「…はい」
しょんぼりしたのっちを見て、あ〜ちゃんと二人して噴き出した。
そんなうちらを見てのっちは恨めしげにウーウー唸っている。


…まったくもう。

「また今度教えてあげるけぇ今は我慢しんさい」
そう言った途端、分かりやすくぱぁっと笑顔になってゆかに抱き着くのっち。
…あんたはワンコか。
「うわーん!やっぱりゆかちゃん大好き!!」
「ちょっ、大声で言うの止めて!!」
「やだやだ!ゆかちゃん好きだぁぁぁぶふっ!!」
「や・め・て」
ゆかの学生鞄の餌食になったのっちは、3m先で俯せになったままシクシク泣いている。…キャラ変わりすぎじゃろ。
もしかしてゆかのせいなん?これ。

「あーあー、熱いったらないわ。じゃ、あ〜ちゃん先行っとるけぇ二人でゆっくり登校してきんさいや」
「あ、あ〜ちゃん…!」
「ありがとうあ〜ちゃん!お言葉に甘えてゆかちゃんとくんずほぐれつ登こぶはっ!!」
「や・め・て」

…あーあ。この先もずっとこんなんなのかな…。

先が思いやられるけど、のっちとならずっと居られるんだろうなって思う。
多分これからずっと先も。

「…すき」
「いてて…今なんか言った?」
「ううん、別にぃ」
「?」

ずっと一緒に居ようね、のっち。


  • 終わり-






最終更新:2009年05月14日 01:44